カーレビュー

2018.02.18

回顧録 ロータス2イレブン vs アリエル・アトム300 vs エルフィンMS8クラブマン vs ケーターハムR400 vs ブルック・ダブルR 後編

ロータス2イレブン/アリエル・アトム300/エルフィンMS8クラブマン/ケーターハムR400/ブルック・ダブルR

文・スティーブ・サトクリフ 

編集部より

この手のクルマで夜明け前に出発して、 寒いなか18時間も走り続けるなんて正気の沙汰じゃない、とお思いでしょう。 担当者はさぞ疲労困憊かと思いきや、 意気揚々と覇者となったクルマで帰還しました。そのクルマとは。『AUTOCAR JAPAN』54号からの再録です。

AUTOCAR JAPAN誌 54号

もくじ

前編
クレイジージャーニーの始まり
ロータスとの対話
ロータス史上最大級の刺激
恐怖さえ感じさせるエルフィン

後編
ブルックは21世紀のスーパーカー
古典的な味わいのケーターハム
二者択一
勝敗やいかに

ブルックは21世紀のスーパーカー

それとは逆に、誰もがわれ先に乗りたがったのがブルック・ダブルRである。今までほとんど無名だったブリティッシュ・スポーツカーだが、われわれが先日行った0-100-0テストにおいて、アリエル・アトムに次いで見事2位の座を獲得したことでその名前を知った人も多いはずだ。

われわれも264psを発生する2.2ℓのコスワース・エンジンを積むブルックの直線路での速さは体験済みだったが、一般道でこれほどシャープなハンドリングと高いコーナリング能力を示すとは思わなかった。ブルックはケーターハムR400に匹敵するハイペースで走ることができ、しかも終止落ち着いた挙動を示す。実用上の欠点は少なくないが、ブルックはカントリーロードで恐ろしく速い。それは明らかにR400を上回るペースだった。  

ブルックの速さの秘密は、優れたトラクションと見事に躾られた正確なステアリング、凄まじい加速性能(0-161km/h=7.7秒)、優秀なブレーキ、そしてスロットルによるコーナリングラインの修正が自由自在のシャシーである。見た目は1960年代のレーシングカーのようだし、室内もそれに準じた雰囲気だが、走りは21世紀のスーパーカーと評していいと思う。

もし自分のクルマだったら、もっと横方向のサポートがしっかりしたドライバーズシートと左足のフットレストが欲しい。ハードなドライビング時に身体を支える手段がステアリングホイールとシフトレバーしかないのはいくらなんでも辛い。ブルック社の規模を考えれば、ダブルRは素晴らしい偉業の賜である。そして彼らの話によれば、ダブルRは今後スーパーチャージャーを装着して、さらに速いクルマになる予定だという。

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