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2019.07.14

シルバーストン再生 F1イギリスGPは新舗装で 去年の轍は踏まず

編集部より

この週末に行われるイギリスGPですが、開催地となるシルバーストンでは、昨年のMotoGPキャンセルという事態を受け、全面的な路面の再舗装を行っています。新たな舗装を得たこの英国モータースポーツ発祥の地は、無事に今年のF1を終えることができるのでしょうか?

もくじ

去年の悪夢 大きな水たまり
対応は不可避 ドローモ社の技術
ターマック社の舗装 天候も難敵
16日間の戦い 幸運を祈る
番外編:イギリスGPの将来 合意か決裂か?

去年の悪夢 大きな水たまり

スチュアート・プリングルが頭髪の心配をする必要はなさそうだが、40代男性にとってはそれだけで十分ラッキーだと言える。だが、彼の場合は本当に驚くべきことであり、実際、短く刈られた髪の毛が真っ白になっていないのが不思議なほどだ。

例えすべてが順調であったとしても、シルバーストン・サーキットの運営は簡単な仕事ではない。だが、昨年は、そのストレスのレベルが新たな段階にまで達していたのであり、英国モータースポーツ発祥の地を自認するこのサーキットの路面が、その目的を果たすにはほど遠い状態にあったことが、その大きな理由だった。

昨年、シルバーストンでは20数年ぶりに路面の再舗装を行っているが、その結果は単に上手く行かなかったという言葉では不十分であり、イギリスGPの荒れた路面に対するF1ドライバーたちの批判も、8月に行われたMotoGPに比べれば、さしたる問題ではなかった。


つねにシルバーストンを苦しめてきた豪雨が、コースに巨大な水たまりを作ったことで、レース続行が不可能となり、その結果、あろうことかレースはキャンセルされ、5万人ものひとびとがずぶ濡れのまま観客席に残されるという事態を招いたのだ。

当然のように審問会は紛糾し、シルバーストンに対する評価と、すでに厳しい状況にあった財政面に打撃を与えている。

そして、この問題に対する唯一の解決策が舗装のやり直しであり、今度こそ決して失敗は許されない。

これまでの状況について、何くわぬ顔で代表のプリングルに質問してみた。沈黙のあと、「長く、険しいものでした」と、彼はやっと答える。「実際、非常に大変でした」

まるで感情を抑えきれないかのようだ。「MotoGPがキャンセルされたことで、5万人ものお客様を雨のなかお待たせすることとなってしまいました。その後、お支払頂いた金額のすべてを払い戻しています」と、やや語気を強めながら彼は話す。「非常に大変な作業でした。その後、原因調査を開始しています。」

 
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