なぜ? “レトロモダン”な最新EV ルノー「20年使える形」の狙い 新型5 Eテック

公開 : 2024.02.29 06:25

航続距離は最長400km 来年から生産開始

なお、モーター出力は仕様によって95ps(70kW)、122ps(90kW)、150ps(110kW)の3種類が用意される。122psのモデルは0-100km/h加速8.0秒以下と謳われている。

航続距離は40kWhバッテリー搭載車で300km、52kWh車で400kmとされる。

ルノー5 Eテック
ルノー5 Eテック    ルノー

充電能力はバッテリーにより異なり、40kWhで最大80kW(DC急速充電)、52kWhで100kWとなる。

また、最大11kWの外部給電機能も備えており、余った電力を売電することもできる。

インテリアでは、10.0インチのデジタルメーターディスプレイとインフォテインメント・スクリーンを1枚のパネルに統合。棚のように張り出したダッシュボードはラリーカーにインスパイアされたもので、数種類のテキスタイルが用意されている。

サステナビリティを重視し、レザー素材は未使用。41kgのポリマーを含め、材料の18%がリサイクル素材となる。

5 Eテックは2025年半ばから、フランス北部の工場で生産開始予定だ。モーターは、初代5のエンジンを生産していたクレオン工場で生産される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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