新型Eで4WDでディーゼル希望なら一択! メルセデス・ベンツE 220 d 4マティック・オールテレイン

公開 : 2024.03.27 17:45

走りに必要な機能はどうなっている?

デジタルライト(ウルトラハイビーム付き)を標準装備

左右のヘッドライトのデジタルライトは、それぞれ照明モジュールを備えた。このモジュールは100万個以上の微小な鏡により光を屈折させることで照射方向を定める。このため、片側のヘッドライトあたりの解像度は100万画素以上となるが、鏡が占める面積は親指の爪ほどの大きさだという。

この革新的なヘッドライトは、凹面レンズ「デジタル・ライト」のレタリングなどデザイン性も高められており、ヘッドライト片側で100万以上のエリアに分割可能な光を照射するため、きわめて正確な配光が可能となったことにより、ハイビームアシストが対向車や道路標識に光が当たらないように調整する場合の精度が、従来の84画素の光に比べて精度が大きく高まっており、フォグライトモードやハイウェイライト、シティライトなどの照明が最大限効果的なものとなった。

メルセデス・ベンツE 220 d 4マティック・オールテレイン
メルセデス・ベンツE 220 d 4マティック・オールテレイン

さらに、アドバンスドパッケージ装着時には「路面描画機能による車線逸脱警告」が追加され、夜間走行時に車線を逸脱しそうになった場合に、ヘッドライトが車両前方の路面に絵(矢印)を投射することでドライバーに警告をするものだという。

パワートレイン

エンジン単体で197ps/44.87kg-mを発生する2Lのクリーンディーゼル直列4気筒ターボエンジン「OM654M」を搭載する。

エンジンとトランスミッションの間に配置される電気モーターのISGによって、短時間、最大で23ps/20.90kg-mのブーストが可能で、高トルク、省燃費が売りのクリーンディーゼルエンジンに電気による緻密なサポートが組み合わさることで、さらにスムーズな加速感と、燃費の低減に寄与する。

トランスミッションは「9Gトロニックス・オートマチックトランスミッション」を採用。1速から9速までの変速比幅が広いことから、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現した。

エアマティック・サスペンション

連続可変ダンピングシステムADS+とエアサスペンションを組み合わせたエアマティックを標準装備し、走行時に高い快適性を提供する。

エアマティックによるセルフレベリング機構は、乗員や荷物の重さに関係なく地上高を一定に保つが、必要に応じて変化もさせるとしている。

トランスペアレントボンネット

E 220 dオールテレインでは、360°カメラシステムを使い「トランスペアレントボンネット」機能が使用可能だ。センターディスプレイに車両のフロント部分下方の路面の映像(フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す機能で、進路上にある大きな石や深い窪みなどの障害をいち早く確認することができる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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