メルセデス・ベンツ新型Eクラス 車内がもはや会議室 加えて最新/安全装備が盛り沢山

公開 : 2024.01.15 17:45

メルセデス・ベンツは6代目新型Eクラスを発表しました。例に漏れずISGもしくはPHEVで全モデルが電動化され、助手席一体型のスーパースクリーンやサードパーティ製アプリをインストールし車内で利用可能となります。

新型Eクラス(セダン/ステーションワゴン)発表

メルセデス・ベンツは、同社の中核モデルである新型Eクラス(セダン/ステーションワゴン)を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて予約注文受付を開始すると発表した。なお発売開始は2月を予定する。

メルセデス・ベンツEクラスは、世界で累計1600万台以上の販売台数を誇る同社の中核をなすモデルであり、1946年に発表されたW136型以来、常に時代に先駆けて革新的な技術を採り入れ、世界のプレミアムセダンの指標とされてきたと述べた。

メルセデス・ベンツ新型Eクラス・セダン/ステーションワゴン
メルセデス・ベンツ新型Eクラス・セダン/ステーションワゴン

新型Eクラスは、パワートレインを全てのモデルで電動化するとともに、ナッパレザーで仕立てた高級感のある内装に加え、センターディスプレイと助手席ディスプレイを一体型にしたMBUXスーパースクリーンや、サードパーティ製のアプリケーションも使うことができる最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)など、機能性と快適性を大きく向上し、デザインを一新して生まれ変ったとアナウンスされた。

現在発表されているラインナップとメーカー希望小売価格(税込)はセダンであるE200アバンギャルドが894万円/E220dアバンギャルドが921万円/E350eスポーツ・エディション・スターが988万円。ワゴンはE200ステーションワゴン・アバンギャルドが928万円/E220dステーションワゴン・アバンギャルドが955万円となる。

新型のエクステリアは?

エクステリアデザイン

新型Eクラスは伝統と先進性を融合したクルマであり、Eクラスの長年にわたる歩みを受け継ぐ一方、新たなエクステリアを採用することで、メルセデス電気自動車の前衛的なトレンドセッターとの間をつなぐ架け橋のような存在となるという。

新型Eクラスのエクステリアデザインは、短いフロントオーバーハングと長いボンネット、そしてグリーンハウスは大きく後退させた。ホイールベースが2960mmと先代モデルより20mm拡大されたこともあり、キャビンはゆったりとしたサイズとなったと発表された。

メルセデス・ベンツ新型Eクラス・セダン/ステーションワゴン
メルセデス・ベンツ新型Eクラス・セダン/ステーションワゴン

また、このメルセデスの伝統的なセダンの「キャブバックワード」デザインに続くリアは、均整の取れたオーバーハングを備えており、ボンネットにはアクセントとしてパワードームが設けられているほか、流れるようなCピラーがダイナミックな効果をもたらす。

フロントのヘッドライトとフロントグリルをつなぐブラックパネルに似た部分は、ハイグロスブラック仕上げで、メルセデスの電気自動車を想起させるデザインだという。3Dデザインのフロントグリルは、中央のスリーポインテッドスターがグリルに一体化している。

シングルルーバーや周囲を縁取るクロームサラウンドなどが特徴的なデザインとなり、イルミネーテッドラジエーターグリルをE350 eにオプション設定している。サイドライトの機能を拡張したもので、夜間や夕暮れなどでラジエーターグリルが白く光る。上下2本のファイバーバンドルは細いガラス繊維1000本以上で構成されているという。

サイドビューは、調和の取れたプロポーションと特徴的なキャブバックワードデザインを採用。メルセデス・ベンツのラグジュアリーモデルに採用されている格納型のドアハンドルを採用した。キーを持った人が近づくことによって、ボディ面から自動でせり出すこのドアハンドルは、通常時はボディ面に格納されており、シンプルでクリーンな面を際立たせる。

万が一の事故の場合などには自動でせり出すことで、従来どおり、強い力で外部から引っ張り、ドアを開けることができる安全性も継承されていると述べた。

サイドを別々に走る2本のキャラクターラインは、新型Eクラスのスポーティ性を強調するデザインで、精巧にデザインされた曲面形状の効果を最大限に引き出すとされる。デザインチームは「センシュアル・ピュリティ(官能的純粋)」のデザイン基本思想を踏まえ、独特な光の戯れを演出する立体的で彫刻のような造形を生み出したと語る。

なお、クロームトリムは控えめに、そしてスタイリッシュに配置され、リアで特徴的な部分として、ツーピース型LEDリアコンビネーションランプが挙げられる。デイデザイン/ナイトデザインのいずれも、スリーポインテッドスターのモチーフが採用された特別なデザインとなる。

左右のリアコンビネーションランプは中央でつながったデザインによりワイドなリアエンドを強調し、リアエッジ部のクロームトリムも同様の効果をもたらすものであると付け加えた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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