マツダ・アテンザ・セダンXD Lパッケージ

公開 : 2015.01.08 23:57  更新 : 2017.05.29 19:13

■どんなクルマ?

マツダのフラッグシップ・モデルであるアテンザが、内外装のデザイン変更を含む大幅変更を受けた。近年のマツダは、”SKYACTIVテクノロジー” と “魂動デザイン” というふたつのキーワードを掲げて次々に魅力的な車種ラインナップを展開しているが、アテンザはそのトップ・モデルとして、さらにチカラの入ったモデル・チェンジがなされている。

外観の変更点は別項で紹介するとして、新型アテンザで大きく印象を変えたのはインテリアだ。今回の試乗車はSKYACTIV-D搭載車の最上級グレードであるセダンXD Lパッケージだが、ドアを開けた瞬間から室内空間の鮮やかさに目を奪われた。

ブラックを基調としたインテリアは、ドア・トリムやエアコン吹き出し口周辺などがシルバーの加飾で彩られるほか、パネル部分にはディープ・レッドのカラーリングを採用。ブラック・レザーとのコンビネーションは、さすがマツダのフラッグシップにふさわしく、高級サルーンらしい落ち着いた室内空間を演出している。シート生地には手触りに優れたパーフォレーション・レザーを使用しており、このブラック内装のほかに明るいピュア・ホワイトも用意されているのだが、こちらの印象も鮮烈。

いまや国産セダンでは少数派となった6速MTも用意されるアテンザは、高級サルーンでありながらスポーツ・セダンでもあるという難しい立ち位置なのだが、少なくとも視覚で判断する限り、その狙いは見事に達成されているといえそうだ。運転席のシートに体を滑り込ませてみても、視界は明るく開放感を感じさせつつ、シートやステアリングそしてペダル類のレイアウトは適度にタイトで、心地良ささえ感じさせる。この開放感あるコックピットの形成には、今回のモデルチェンジで新形状となったインストルメント・パネルの恩恵も大きい。

従来、マイナーチェンジではインテリアにここまで大きな変更を行うことはなかったというが、それだけマツダはこの新型アテンザに注力しているということ。そのインストゥルメンタル・パネルは下半分を新設計とし、エアコン操作部などのレイアウトが変更になったほか、サイド・ブレーキを従来のレバー式から新たに電磁式を採用したことでセンター・トンネル部の形状も変更、中央部分の小物入れスペースを拡大するなど実用性も高めている。

エクステリアでは、グリル形状の変更とともに採用された “アダプティブLEDヘッドライト” により表情に凛々しさが増した。マツダの先進安全技術である “i-ACTIVSENSE” を構成するこのシステムは、対向車や先行車両を感知すると、その部分だけを減光させるというもの。相手ドライバーに眩しいと感じさせることなく、常時ハイビームで走行することを可能とした。そのため夜間走行における視野を拡げ、快適かつ安全な走行を実現している。

 
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