インドのタタ・グループ元会長、ラタン・タタ氏が死去 熱心な自動車愛好家であり実業家

公開 : 2024.10.11 18:25

インドで格安小型車を発売

タタ氏はまた、インドにおける自家用車の普及に大きく貢献したことで知られる。2008年に発売されたタタ・ナノは非常に安価な小型車であり、さらに1998年発売のタタ・インディカは20年間生産され続けたインドのベストセラー車である。

事業以外の面では、熱心な自動車愛好家であり、数週間おきにJLR英国本社を訪れ、当時のチーフテスターであったマイク・クロス氏とともにテストコースでかなりの時間を過ごした。

ラタン・タタ氏とインドで発売された小型車タタ・ナノ
ラタン・タタ氏とインドで発売された小型車タタ・ナノ

2012年、タタ氏はAUTOCARに対し、「マイクと一緒にサーキットで2、3時間は過ごすようにしています。ですが、自社のクルマだけでなく、ライバルのクルマにも乗るようになったので、時間が足りなくなることがよくあります」と語った。

タタ氏はJLRにおいて、より自由で柔軟な働き方を提唱し、同社の成長を支える理念として現在も受け継がれている。

「JLRの若い世代は変化にとても協力的で、全体的に文化は変わりつつあると思います。しかし、もっとオープンで柔軟であってほしいと願っています。今は、より多くの製品をできるだけ早く市場に投入したいので、柔軟性が本当に重要なのです」

タタ・グループ会長時代にJLRが発売または開発した重要なモデルとして、レンジローバー・イヴォーク、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ、ジャガーFタイプFペイスIペイスなどが挙げられる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事