華やかさと実用性を巧みに両立 ルノー・ラファール・フルハイブリッドへ試乗 僅かな不満も残る

公開 : 2025.01.20 19:05

高級感が漂う車内 操作性の良いタッチモニター

運転姿勢は、SUVというより視点が高めの乗用車といった感じ。居心地は良く、装備は充実している。質感が及ばない部分も点在するとはいえ、アルカンターラやサテン仕上げのトリムが効果的に用いられ、高級感を醸し出している。

ダッシュボード上には、12.3インチのメーター用モニターと、12.0インチのインフォテインメント用タッチモニター。どちらもグラフィックは鮮明で、グーグル・ベースのシステムは素早く動作していた。メニュー構造は直感的で、操作性も良好といえる。

ルノー・ラファール E-テック・フルハイブリッド・アイコニック・エスプリ・アルピーヌ(英国仕様)
ルノー・ラファール E-テック・フルハイブリッド・アイコニック・エスプリ・アルピーヌ(英国仕様)

タッチモニターの下部には、実際に押せるハードスイッチが並ぶ。ステアリングホイール上のスイッチで、運転支援システムの切り替えも簡単。部分的に視界が良くないものの、好ましい運転環境といえる。

ルーフラインは後方へ向けて傾斜しているが、リアシート側も空間は広め。身長の高い大人でも、長時間快適に過ごせるだろう。試乗車にはパノラミック・ガラスフーフが装備され、開放感も高かった。

荷室容量は535L。このクラスとしては平均的な容量といえる。

欧州の上級ブランドへ対峙し得る、ルノーのフラッグシップSUVがラファール。スタイリッシュなクーペフォルムと、優れた実用性を巧みに両立させている。装備の充実度も高い。これで走りの質感が磨かれれば、訴求力は大幅に高まるはずだ。

ルノー・ラファール E-テック・フルハイブリッド・アイコニック・エスプリ・アルピーヌ(英国仕様)のスペック

英国価格:4万4695ポンド(約872万円)
全長:4710mm
全幅:1866mm
全高:1613mm
最高速度:178km/h
0-100km/h加速:8.9秒
燃費:21.3km/L
CO2排出量:107g/km
車両重量:1714kg
パワートレイン:直列3気筒1197cc ターボチャージャー+電気モーター+ISG
使用燃料:ガソリン
最高出力:199ps
最大トルク:41.7kg-m
ギアボックス:5速オートマティック(エンジン)/2速オートマティック(電気モーター)(前輪駆動)

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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