史上最高のハイパーカー 52選(後編) フェラーリ・ラ フェラーリからマクラーレンW1まで

公開 : 2025.01.19 18:45

リマック・ネヴェーラ(2020年)

コンセプト・ワンに続くリマックのハイパーカー第2弾。2018年のジュネーブ・モーターショーでC_Twoとして初めて公開され、予定生産台数150台に購入希望者が殺到した。

0-97km/h加速タイム1.85秒、0-160km/h加速は4.3秒というこの世のものとは思えないほどの速さを誇る。120kWhのリチウムイオンバッテリーを使用し、最高出力1914psと最大トルク234kg-mを発揮し、最高速度は415km/hと謳われる。

リマック・ネヴェーラ(2020年)
リマック・ネヴェーラ(2020年)

クロアチア企業リマックは、ニュルブルクリンクを「性能低下はほとんどなく」フルパワーで2周できるとしている。通常の走行では、航続距離はNEDCサイクルで650km、WLTPサイクルで490kmとされ、30分以内で80%まで充電できる。価格は170万ユーロに設定されている。

ピニンファリーナ・バッティスタ(2020年)

この並外れた電動ハイパーカーも、2019年のジュネーブ・モーターショーで発表された。バッティスタは、各車輪に独立したモーターを搭載しており、合計で最大1926ps、234kg-mのトルクを発揮する。

ピニンファリーナは、0-100km/h加速が2秒未満、0-300km/h加速が12秒未満、最高速度は約350km/hに達するだろうと述べている。

ピニンファリーナ・バッティスタ(2020年)
ピニンファリーナ・バッティスタ(2020年)

パワートレインは主にリマック・ネヴェーラと共通だが、アウトモビリ・ピニンファリーナのマイケル・パーシュケCEOは、両車に技術的な違いがあると強調する。

150台が生産される予定で、価格はおよそ200万ドルだ。

アストン マーティン・ヴァルハラ(2022年)

アストン マーティン・ヴァルハラ(コードネーム:AM-RB 003) は、マクラーレン P1 に匹敵する性能レベルを持つ、同社が誇る新型ハイパーカーである。レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズとの共同開発で、2019年のジュネーブ・モーターショーで発表された。最高出力1079psで、999台が生産される予定である。

アストン マーティン・ヴァルハラ(2022年)
アストン マーティン・ヴァルハラ(2022年)

マクラーレンW1(2024年)

マクラーレンはP1でハイパーカー界を驚かせたが、今度はV8ハイブリッドで1275psのパワーをすべて後輪に伝えるW1を投じてきた。0-100km/h加速は2.7秒で、最高速度は350km/hに制限されている。価格は200万ポンドだ。

マクラーレンW1(2024年)
マクラーレンW1(2024年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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