編集者としての原点、ランチアランチの話(前編)【新米編集長コラム#15】

公開 : 2025.01.20 12:05

ミーティングの醍醐味

個人的な感想としては、あっという間の1日であった。これだけ通っていると知り合いだらけで、話す時間が全く足りない(お見かけしてもご挨拶できなかった方も……。この場をお借りして無礼をお詫びいたします)。

目の間にはお互い好きなクルマが並んでいるし、だから共通の話題が多すぎるし、これが楽しくないわけがない。ミーティングの醍醐味はここで、やはり世間的には少数派のクルマだから周囲に話す相手は少なく、SNSはあるものの、やはりこうしたリアルな場は大切だ。

会場には多くのランチアおよびザガートのオーナーが集結。
会場には多くのランチアおよびザガートのオーナーが集結。    平井大介

毎回思うのはどこまでが取材で、どこまでは遊びなのか、その境界線が難しいということ。自分で写真も撮ることも多いから、この話は聞いておかないと、これを撮っておかないと、といったことは常に頭の片隅にあるのだが、それよりも目の前にあることが楽しくて、ついつい後回しになってしまうほど。

今回もいくつか素晴らしい出会いがあった。それを全て企画化するには体がいくつあっても足りないほどだが、いつか実現したいと思っている。今後もこうした財産を増やすため、そして私自身も心より楽しむため、イベントには通いたいと思っている。なお今回はオーナーさんのご紹介もあるのだが、だんだん長くなってきたので、次回の当コラムでレポートさせて頂きたい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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