アストン マーティン 2030年までにEV発売 ハイブリッド車と派生モデルにも注力、今後の計画は

公開 : 2025.02.06 06:05

販売目標

昨年末、ホールマーク氏はアストン マーティンの2024年の生産予定台数を1000台削減し、約6000台に縮小した。これは年間1万3000台近くを生産するフェラーリなどのライバル企業に遅れをとっている。

販売目標について尋ねられたホールマーク氏は次のように述べた。

「ルカ・ディ・モンテゼーモロ(前社長)時代のフェラーリを見てほしい。7000台以上は決して生産しないというルールを繰り返していたが、7000台でどれだけの利益を上げているか見てほしい」

「我々はそれほど多くの利益を上げたことはない。7000台が限界だと言っているわけではないが、素晴らしい企業になるために1万3000台が必要だとは思わない。我々に必要なのは、適切な利益率、適切な台数、そして適切なコスト構造だ。皆さんが次に目にするのは間違いなく台数だが、同時に生産性とコスト構造の改善に取り組む我々の姿も目にするだろう」

記事に関わった人々

  • ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事