2025年版 タフ&乗り心地もいいピックアップトラック 10選 運転の楽しさを求める時代に

公開 : 2025.02.16 18:05

10. GMCハマーEV

デザイン:7点 インテリア:7点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:7点
長所:狂気じみたパフォーマンス 本格的なオフロード性能 無限のスペース
短所:車重が非常に重い 巨大なプロポーション 英国では入手不可
最大の特徴:スタイル

最高出力1000ps、最大トルク1590kg-m、車両重量4111kgを誇るGMCハマーEVは、おそらく世界で最も過剰なピックアップトラックである。

10. GMCハマーEV
10. GMCハマーEV

確かに、車重は大きく、搭載されるバッテリー(213kWh)も巨大だが、3基のモーターを使用したパワートレインにより0-97km/h加速をわずか3.3秒でこなす。信じられない速さである。

この車重のため、英国ではカテゴリーCの大型商用車免許でしか運転できない。

ハマーEVはゼネラルモーターズのEV用プラットフォーム、アルティウムを採用し、さまざまな仕掛けが満載されている。装甲化されたアンダーボディと巨大なタイヤにより、オフロードでの走行性能も優れており、斜めに「カニ歩き」することも可能だ。

全輪エアサスペンションにより乗り心地も快適で、キャビンは大人向けに十分な広さと設備が整っている。

少なくとも正規ルートでは、欧州での販売はまず見込めず、英国で入手するのはさらに難しいだろう。

おすすめの選び方&評価基準

最高のピックアップトラックの選び方

ピックアップトラックを探す際には、いくつかの重要な要素を考慮しつつ、ニーズにあった1台を選びたい。牽引や運搬に使うつもりなら、3000~3500kg程度の牽引能力があり、商品や工具を運ぶのに適した荷台のモデルを探そう。

価格、性能、燃費も購入の決め手となるだろう。舗装されていない道で使用する場合は、オフロード専用モードとローレンジギアを備えたモデルが望ましい。荷台のサイズは様々だが、規制の都合上、最大1000kgまで積載可能となっているものが多い。

業務用から趣味まで、用途の幅広さがピックアップトラックの魅力の1つだ。
業務用から趣味まで、用途の幅広さがピックアップトラックの魅力の1つだ。

趣味目的で購入する場合は、キャビンの広さ、装備、品質、洗練度を重視する傾向が強い。

テストと評価方法

ここで紹介したモデルは、AUTOCAR英国編集部のロードテスターが選んだものである。現在販売されている新型車を試乗・評価し、ピックアップトラックに求められる牽引能力や積載能力を考慮しながら、性能、乗り心地、ハンドリング、価格も考慮し、このリストにふさわしいかどうかを判断している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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