2025年版 タフ&乗り心地もいいピックアップトラック 10選 運転の楽しさを求める時代に

公開 : 2025.02.16 18:05

8. フォードF-150ライトニング

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:6点 コスト:4点
長所:広大なカーゴスペースと実用性 キャビンスペースと乗り心地の良さは高級SUVに匹敵する 実環境で480kmの航続距離
短所:サイズが大きいため、場所を問わず扱いにくい 左ハンドルレイアウトのため、サイズ感が掴みにくい 英国では正規販売されていない
最大の特徴:スペース

フォードは大手ピックアップトラックメーカーの中で最初にEVを導入し、主力商品で大人気のF-150をライトニングとして販売している。

8. フォードF-150ライトニング
8. フォードF-150ライトニング

F-150ライトニングは北米ではしばらく前から販売されているが、英国では現在注文できない。ただし、米国車の輸入を専門とするディーラーを通じて、大西洋を渡ったクルマもいくつかある。

131kWh(使用可能容量)の巨大なバッテリーを搭載し、公式には最大515kmの航続距離を誇るが、実際の使用環境では480kmが妥当なところだ。このバッテリーにより、積載量は800kgに制限されている。

最もパワフルなバージョンは最高出力577psで車両重量3100kgだが、それでも0-97km/h加速に4.5秒しかかからず、これはE46世代のBMW M3よりも速い。

F-150の大きな特徴として、優れた使い勝手が挙げられる。長さ1.7mの荷台があり、バッテリーから電動工具や小型家電に電力を供給することもできる。

また、完全独立懸架式サスペンションのおかげで乗り心地も良い。キャビンは広々として快適だ。

9. テスラ・サイバートラック

デザイン:6点 インテリア:3点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:7点
長所:独特なスタイル 直進性能が高い 高速走行でも乗り心地が良い
短所:インテリアのデザインが地味 ブレーキの制動力が足りない 英国では入手不可
最大の特徴:パフォーマンス

角ばったデザインで賛否両論を巻き起こし、そして防弾仕様と言われるテスラ・サイバートラックのようなクルマについて、どこから説明すればいいのだろうか?

9. テスラ・サイバートラック
9. テスラ・サイバートラック

SFチックなボディの下には、なんと122.4kWhのバッテリーが搭載されており、必要に応じて荷台に50kWhバッテリーを追加することも可能だ。

2つのバージョンが用意されている。デュアルモーターの四輪駆動モデルは最高出力600ps、最大トルク72.5kg-m、トリプルモーターのサイバービーストは最高出力845ps、最大トルク120kg-mで、0-97km/h加速2.6秒を誇る。車両重量は3113kgだ。

航続距離は標準モデルで最大550km、サイバービーストで最大515kmとなり、どちらも250kWの充電に対応している。

ピックアップトラックとしての性能は、最大積載量1134kg、最大牽引能力5トンである。荷台は1.8mあり、電動カバーを閉めると1591Lの収納スペースが確保される。

その巨大なサイズは運転するにはかなり威圧的であり、ステア・バイ・ワイヤの操作には慣れが必要だが、性能は非常に高く、高速走行でも安定している。

キャビンがもう少し簡素でなく、中央のタッチスクリーンに多くの機能が割り当てられていなければ良かったのだが。

サイバートラックは英国の安全基準を満たしておらず、公道での使用を認める「適合証明書」もないため、英国では現在、運転が違法である。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事

        ×