日本導入間近!スズキ初の量産BEV『eビターラ』初公開【新中期経営計画発表】

公開 : 2025.02.21 12:05

初の量産BEV『eビターラ』の発売が待ち遠しい

今回の発表会場では、発表の内容とは直接関係はないが、スズキ創業者である鈴木道雄が発明した織機をはじめ、グローバルモデルの電動スクーター『eアクセス』、サステナブル燃料の実証実験を実施しているマリン用エンジン『DF140B T(X)』、今年のCESで発表された小型電動モビリティ『ヴァーサタイル・マイクロeモビリティ』などの技術展示が行われた。

だが、多くのギャラリーから注目を浴びたのは、スズキ初のBEV量産モデル『eビターラ(VITARA)』だった。昨年11月にミラノでワールドプレミアされたeビターラは、2023年1月にインドのオートエキスポ、同年10月にジャパンモビリティショーで公開されたコンセプトモデル『eVX』をベースとした量産モデルで、スズキのBEV世界戦略車第一弾となる。

2021年に鈴木俊宏代表取締役社長を中心とした集団指導体制へと移行している。
2021年に鈴木俊宏代表取締役社長を中心とした集団指導体制へと移行している。    スズキ

全長4.3m足らずという比較的コンパクトなサイズのスタイルは、BEVの先進感とSUVの力強さを併せ持ったものとされているが、たしかに立体感が強くマッシブでサイズ以上に大きく見える。先に日本に導入されたフロンクスとデザインの共通性を感じさせる部分もある。

全幅は1.8mと少し広めだが、グローバルカーと考えれば仕方ないサイズか。全高も1.6mを超えるのでタワーパーキングなどには対応できなそうだが、それでも都会の道でも持て余すことはないだろう。なお、今回の展示車両は欧州仕様(4WD)で、残念ながら室内やボンネット内部などは公開されなかった。

eビターラはインドのスズキ・モーター・グジャラート社で生産され、この夏ごろから欧州、インド、日本など世界各国で順次販売が開始される。また、トヨタへもOEM供給される予定だ。

前述のように日本でも2025年度中(早ければ夏ごろ?)には販売が開始される。日本市場ではコンパクトSUVのBEVはボルボEX30ミニ・エースマンあたりしかなく、こうしたライバルよりはリーズナブルな車両価格になるはず。正式な日本デビューが気になるユーザー予備軍も少なくないことだろう。

SPEC:スズキeビターラ 4WD(欧州仕様)

●全長×全幅×全高:4275×1800×1635mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1860-1899kg
●モーター:交流同期電動機×2
●最高出力:前128kW、後48kW
●システム最高出力:135kW
●システム最大トルク:300Nm
●バッテリー総電力量:61kWh
●航続距離:未発表
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:225/50R19

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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