【詳細データテスト】ポルシェ911 適度なハイブリッド GT3に次ぐ走り 公道ではベストな911

公開 : 2025.03.29 20:25

スペック

レイアウト

T−ハイブリッドを追加したが、基本レイアウトやサスペンションの技術要素は変わりない。前後重量配分は37:63で、2023年に計測した911Tの36:64よりわずかにノーズヘビーだ。

パワートレイン

駆動方式:リアエンジン/モーター縦置き後輪駆動
形式:水平対向6気筒3591cc、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ97.0×81.0mm
圧縮比:10.5:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:486ps/6500rpm
最大トルク:58.1kg-m/2000-5500rpm
エンジン許容回転数:7500rpm
ハイブリッドアシスト:永久磁石同期式モーター、ギアボックス内に設置
駆動用バッテリー:リン酸鉄・400V・1.9kWh(トータル値) 
モーター最高出力:前・─/後・15.7ps
モーター最大トルク:15.2kg-m
システム総合出力:541ps/-rpm
システム総合トルク:62.2kg-m/-rpm
馬力荷重比:330ps/t
トルク荷重比:37.9kg-m/t
エンジン比出力:135ps/L 

ボディ/シャシー

前後重量配分は37:63で、2023年に計測した911Tの36:64よりわずかにノーズヘビーなのは、フロントに積んだハイブリッド用バッテリーによるものだろう。
前後重量配分は37:63で、2023年に計測した911Tの36:64よりわずかにノーズヘビーなのは、フロントに積んだハイブリッド用バッテリーによるものだろう。

 
全長:4553mm
ホイールベース:2450mm
オーバーハング(前):─mm
オーバーハング(後):─mm

全幅(ミラー含む):2020mm
全幅(両ドア開き):3800mm

全高:1301mm
全高:(ドア跳ね上げ):1790mm

足元長さ(前席):最大1090mm
足元長さ(後席):-mm
座面~天井(前席):1030mm
座面~天井(後席):-mm

積載容量:135L(フロント)

構造:スティール&アルミモノコック
車両重量:1645kg(公称値)/1607kg(実測値)
抗力係数:0.27
ホイール前/後:8.5Jx20/11.5Jx21
タイヤ前/後:245/35 ZR20/315/30 ZR21
グッドイヤー・イーグルF1スポーツ
スペアタイヤ:なし

変速機

形式:8速DCT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:4.89/9.2
2速:3.14/14.2 
3速:2.15/20.8 
4速:1.56/28.6 
5速:1.18/37.8 
6速:0.94/47.5  
7速:0.76/58.7   
8速:0.61/73.2 
最終減速比:3.02:1
8速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1537rpm/1757rpm

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:8.7km/L
ツーリング:12.1km/L
日常走行:11.7km/L
動力性能計測時:4.2km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:9.1~9.5km/L
EV航続距離:─km

燃料タンク容量:63L
現実的な航続距離:547km(平均)/764km(ツーリング)/739km(日常走行)CO2排出量:244g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後: マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー 

ステアリング

形式:電動、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:10.9m

ブレーキ

前:408mm通気冷却式ディスク、6ポット
後:380mm通気冷却式ディスク、4ポット
ハンドブレーキ:電動、自動

静粛性

 
アイドリング:50dBA
全開時(3速):93dBA
48km/h走行時:62dBA
80km/h走行時:68dBA
113km/h走行時:71dBA

安全装備

8エアバッグ/慣性リールシートベルト/ABS/EBD/AEB/PSM 
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

 
テスト条件:乾燥路面/気温8℃
0-30マイル/時(48km/h):1.2秒
0-40(64):1.7秒
0-50(80):2.2秒
0-60(97):2.8秒
0-70(113):3.5秒
0-80(129):4.3秒
0-90(145):5.2秒
0-100(161):6.3秒
0-110(177):7.6秒
0-120(193):9.0秒
0-130(209):10.7秒
0-140(225):12.8秒
0-150(241):15.2秒
0-160(257):18.2秒
0-402m発進加速:10.4秒(到達速度:206.6km/h)
0-1000m発進加速:19.7秒(到達速度:264.3km/h)
0-62マイル/時(0-100km/h):2.9秒
30-70マイル/時(48-113km/h):2.6秒(変速あり)/4.7秒(4速固定)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
アストンマーティン・ヴァンテージ(2024年)
テスト条件:乾燥路面/気温22℃
0-30マイル/時(48km/h):1.7秒
0-40(64):2.3秒
0-50(80):2.9秒
0-60(97):3.5秒
0-70(113):4.3秒
0-80(129):5.1秒
0-90(145):6.0秒
0-100(161):7.0秒
0-110(177):8.1秒
0-120(193):9.5秒
0-130(209):11.0秒
0-140(225):12.7秒
0-150(241):15.1秒
0-160(257):17.5秒
0-402m発進加速:11.4秒(到達速度:213.2km/h)
0-1000m発進加速:20.2秒(到達速度:271.0km/h)
0-62マイル/時(0-100km/h):3.6秒
30-70マイル/時(48-113km/h):2.6秒(変速あり)/4.2秒(4速固定)

中間加速

 

20-40mph(32-64km/h):1.2秒(2速)/1.7秒(3速)/2.5秒(4速)

30-50(48-80):1.2秒(2速)/1.7秒(3速)/2.3秒(4速)/3.3秒(5速)/4.9秒(6速)

40-60(64-97):1.2秒(2速)/1.7秒(3速)/2.3秒(4速)/3.1秒(5速)/4.5秒(6速)/7.4秒(7速)

50-70(80-113):1.7秒(3速)/2.4秒(4速)/3.3秒(5速)/4.4秒(6速)/7.3秒(7速)/12.7秒(8速)

60-80(97-129):1.7秒(3速)/2.6秒(4速)/3.5秒(5速)/4.5秒(6速)/6.3秒(7速)/12.2秒(8速)

70-90(113-145):1.9秒(3速)/2.7秒(4速)/3.6秒(5速)/4.8秒(6速)/6.4秒(7速)/10.9秒(8速)

80-100(129-161):2.7秒(4速)/3.8秒(5速)/5.0秒(6速)/7.0秒(7速)/10.2秒(8速)

90-110(145-177):3.0秒(4速)/3.9秒(5速)/5.3秒(6速)/7.7秒(7速)/11.3秒(8速)

100-120(161-193):3.5秒(4速)/4.1秒(5速)/5.8秒(6速)/8.5秒(7速)

110-130(177-209):4.3秒(5速)/6.3秒(6速)/9.8秒(7速)

120-140(193-225):4.6秒(5速)/7.1秒(6速)

130-150(209-241):5.0秒(5速)

ドライ制動距離

30-0マイル/時(48km/h):7.3m
50-0マイル/時(64km/h):19.9m
70-0マイル/時(80km/h):38.9m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.15秒

ウェット制動距離

30-0マイル/時(48km/h):9.5m
50-0マイル/時(64km/h):26.6m
70-0マイル/時(80km/h):55.6m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.86秒

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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