【増上寺がプロバンスカラーに染まる】約100名のオーナーも参加!新型ポルシェ・マカンのローンチイベント開催

公開 : 2025.04.01 11:05  更新 : 2025.04.01 11:06

ポルシェ ジャパンは3月27日、増上寺で新型マカンのローンチイベントを開催。全国から約100名のオーナーが集い、新型マカンのコミュニケーションカラーであり、桜の季節らしいプロバンスに彩られた景色を楽しみました。内田俊一のレポートです。

全国から約100名の新型マカン・オーナーが参加

ポルシェ ジャパンは3月27日、東京の増上寺において新型『ポルシェ・マカン』の国内ローンチイベントを開催した。全国から約100名の新型マカン・オーナーが集い、新型マカンのコミュニケーションカラーであり、桜の季節らしいプロバンスカラーに彩られた景色を楽しんだ。

暗闇が迫る中、大本山増上寺の前には2台の新型マカンと和太鼓が設置されていた。東京タワーがプロバンスに輝き始めると、『和太鼓DUO輝日』による演奏がスタート。一気に会場を沸かせる。

ポルシェ ジャパンは3月27日、東京の増上寺で新型ポルシェ・マカンの国内ローンチイベントを開催。
ポルシェ ジャパンは3月27日、東京の増上寺で新型ポルシェ・マカンの国内ローンチイベントを開催。    平井大介

その演奏が終わると新型マカンを日本伝統のアート作品で表現すべく、書家/アーティストの岡西佑奈氏が登場。ちなみに、岡西氏は初代マカン・オーナーであるという。プロバンスカラーをアレンジし、新型マカンがフル電動SUVであることを表現した『electric』の文字を重ねたキャンバスに、華やかな金色で『雅』の文字を描き上げた。

新型マカンがファンのコミュニティをさらに拡大

続いて登壇したのはポルシェ ジャパンのマーケティング部執行役員、ダニエル・ホイスト氏だ。「既に多くのお客様が新型電動マカンの納車を心待ちにしており、その期待の高さが伺えます。これは新型マカンが、日本市場で成功を収めるポルシェ・ファンコミュニティをさらに拡大していくという、私たちの確信を裏付けるもの」と述べ、受注が好調なことを強調。

そして、ポルシェとして、「お客様の利便性を最優先に、日本において急速充電ネットワークの整備を進めてまいりました。充電設備の数と、速度の両方においてその整備を強化。その中心となるのがプレミアムチャージングアライアンスです。ポルシェが中心となりその企画、運営を実施。アライアンス全体で150kW級の充電器を約400ヵ所設置しています。さらに、充電パートナーの拡大にも力を入れており、レクサスとの協業もその一環として、今後さらに充電ネットワークの拡充を目指していきます」とコメントした。

書家/アーティストの岡西佑奈氏が、華やかな金色で『雅』の文字を描き上げた。
書家/アーティストの岡西佑奈氏が、華やかな金色で『雅』の文字を描き上げた。    平井大介

続いて本国ポルシェAG東アジア担当マネージャーのセバスチャン・ホーゼル氏は、「日本はポルシェにとって常に特別な存在であり、重要なマーケット」としたうえで、「情熱あふれるオーナーやファンの皆様が私たちと共に物語を紡いで来てくださった」とこれまでの歴史とともに感謝の意を表した。

ミスター・マカン、イェルク・ケルナー氏が来日

そして最後に登場したのは『ミスター・マカン』こと、ポルシェAGマカン製品ライン統括責任者のイェルク・ケルナー氏だ。新型マカンについて、「スポーツカーブランドとしての伝統を守りながらも、革新を追求し続けるポルシェのゆるぎない姿勢が体現されています」と紹介。

その魅力についてケルナー氏は、「フル電動プラットフォームによって、特に走行ダイナミクスの面でこれまでにない可能性が広がりました。低重心化、最適化された重量配分、そして電動モーターによる瞬時のパワー供給により、新型マカンは極めて高いレスポンスを実現しており、純粋に走る楽しさを感じていただける1台に仕上がっています。

『ミスター・マカン』こと、ポルシェAGマカン製品ライン統括責任者のイェルク・ケルナー氏。
『ミスター・マカン』こと、ポルシェAGマカン製品ライン統括責任者のイェルク・ケルナー氏。    平井大介

さらに最長644kmという航続距離を備えており、日常の移動はもちろんのこと、長距離ドライブも安心して利用できるでしょう」とコメント。「スポーティさ、そして実用性の絶妙なバランスこそが最大の魅力です。ポルシェらしいダイナミックな走りをしっかりと感じられる一方で、日常使いに求められる快適性、様々な用途で使える万能性もしっかりと備えている、まさに真のポルシェに仕上がっています」と語った。

またフル電動プラットフォームの採用によりデザイン面でも自由度が広がったという。特にフロントにエンジンを搭載する必要がなくなったことで、ボンネットを低く落とし、かつ、フロントフェンダーを高めに配することにより、ポルシェらしいシルエットを実現。

室内も同様で、「ホイールベースが延長されたことで後席の足元スペースが広がり、フロアトンネルが不要になったことで、より開放感のある空間になりました。それによって理想的なコックピットレイアウトが可能となり、直感的かつドライバーを中心としたドライビングエクスペリエンスが体感できるでしょう」とのことだった。

プレミアムチャージングアライアンスを充実させることで、より電動化戦略を加速させるポルシェ。今後、どのようなラインナップが展開されるのか期待したいとともに、どのようなユーザーがBEVのポルシェを購入していくのか興味がわくところだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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