待望のプラグインHV登場 ジープ・アベンジャー 4xeへ試乗 四駆で本物の悪路性能を獲得

公開 : 2025.04.19 19:05

本物の悪路性能 貴重な小粒のオフローダー

アベンジャー 4xeのトリムグレードは、英国では3段階が設定される。価格は3万999ポンド(約604万円)からと、少々お高め。試乗車の、ザ・ノースフェイス・エディションは、約3万5000ポンド(約683万円)になっていた。

アベンジャー e-ハイブリッドは約2万6000ポンド(約507万円)で、価格価値では勝るだろう。最上位のサミットでも2万9200ポンド(約569万円)で、18インチ・ホイールに180度バックカメラ、半自律運転システム、パワーテールゲートなどが備わる。

ジープ・アベンジャー 4xe(欧州仕様)
ジープ・アベンジャー 4xe(欧州仕様)

四輪駆動になり、本物の悪路性能を獲得したアベンジャー 4xe。少し大きい予算を準備する必要はあるが、ジープらしい能力を歓迎する人は少なくないはず。スズキジムニーやイグニスなどは、英国では既に売られていない。貴重な小粒のオフローダーだ。

◯:優れたエネルギー効率 アベンジャーとして最もバランスがいい
△:運転が楽しいとまではいえない 実用性はほどほど

ジープ・アベンジャー 4xe(欧州仕様)のスペック

英国価格:3万999ポンド(約604万円)
全長:4084mm
全幅:1776mm
全高:1528mm
最高速度:194km/h
0-100km/h加速:9.5秒
燃費:18.2km/L
CO2排出量:124g/km
車両重量:1475kg
パワートレイン:直列3気筒1199cc ターボチャージャー+ISG+ツイン電気モーター
使用燃料:ガソリン
最高出力:145ps
最大トルク:−kg-m
ギアボックス:6速デュアルクラッチ・オートマティック(四輪駆動)

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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