【これからオートモビルカウンシルへ行く方へ】ジウジアーロも来日!10周年を迎え過去最大規模で開催

公開 : 2025.04.12 09:25

懐かしのラリーカーなど、注目車多し

他の主催者テーマ展示としては、イタリアのマルカーゾ・コレクションからのワークスラリーカー6台も要注目だ。日本車メーカーやインポーターは、懐かしの名車と最新モデルを絡ませた展示。特に日本車メーカーはそれぞれテーマを定めて興味深かった。メーカーとしての出展ではないが、日産車もイタルデザイン絡みのクルマなどが特別展示された。

180台を超える名車が展示されているが、会場は広いとはいえひとつの建物内なので、ジャパン・モビリティ・ショー(かつての東京モーターショー)や東京オートサロンほどの規模ではないから、1日じっくりと回れば見落とすことはないはずだ。

イタリアのマルカーゾ・コレクションのワークスラリーカー6台が展示されている。
イタリアのマルカーゾ・コレクションのワークスラリーカー6台が展示されている。    中島仁菜

メーカーやインポーターのブースでは、二次元コードを読み込んで情報を入力すれば、ノベルティグッズなどをゲットできるのも、楽しみのひとつだろう。

前述のようにヘリテージカーの多くは販売されているのだが、中には7ケタを超える価格が付いているものもあり、プライスタグを見て回るのも楽しい。じっくり探すと500万円以下で高年式のクルマがあったりするから、これならば……なんて思わされてしまう。

また、クルマ関連商品を販売しているブースも必見だ。ミニチュアカーやステッカー、キーホルダーなど、さまざまなグッズの中から、愛車や好きなブランドの掘り出し物が見つかるかもしれない。

なお、12、13日の一般公開日でも当日チケット価格は7000円と、他のクルマ関連イベントと比べると高価な設定。しかし、今回のオートモビルカウンシルは、それだけの価値があるといっても過言ではないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    中島仁菜

    Nina Nakajima

    幅広いジャンルを手がける広告制作会社のカメラマンとして広告やメディアの世界で経験を積み、その後フリーランスとして独立。被写体やジャンルを限定することなく活動し、特にアパレルや自動車関係に対しては、常に自分らしい目線、テイストを心がけて撮影に臨む。近年は企業ウェブサイトの撮影ディレクションにも携わるなど、新しい世界へも挑戦中。そんな、クリエイティブな活動に奔走しながらにして、毎晩の晩酌と、YouTubeでのラッコ鑑賞は活力を維持するために欠かせない。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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