【2026年日本導入開始】韓国キアがPV5の詳細をソウルで公開!韓国LG連携の多彩コンセプトも登場

公開 : 2025.04.14 11:05

EVがキアのブランド価値を引き上げた

筆者はキア・ブランドについて、1990年代からアメリカ、欧州、韓国でその推移を定点観測してきた。2000年代半ば頃までは、ヒョンデのサブブランド、またはヒョンデのエントリーモデルという印象があった。

それが企業グループ別の2024年世界自動車販売ランキングでは、トヨタ・グループ(1082万台)、フォルクスワーゲン・グループ(903万台)に次いで3位である、ヒョンデ・キアにまで成長し、ヒョンデとキアそれぞれのブランド価値がグローバルで高まった。

ソウルモビリティショーで展示された、キアEV4のGTライン。
ソウルモビリティショーで展示された、キアEV4のGTライン。    桃田健史

さらに、EVモデル登場を機に、ヒョンデに対してブランドイメージの上下関係を意識することもなくなった。PV5の実車を見ても、商品性でヒョンデから完全に独立した存在だと感じる。

すでに市場導入されている、中型『EV6』、大型SUV『EV9』、さらに最新『EV4』へと続くキアEVラインアップの力強さが、『PV5』へと上手くつなげているのだ。

また、ライトキャンパーなど向けとして、韓国電機大手LGをパートナーに迎えたコンセプトモデルでも、多様な収納パーツをオプション設定する意向を示しており、デザイン性と機能性のバランス感が実に良い。

これは、日本でステランティスがフィアットデュカトのホワイトボディを販売するといったビジネスモデルではなく、ユーザーがオプション選びを楽しむという、ミニバン的な発想になることが予想される。当然、EVとしての品質についても、ヒョンデおよびキアの既販モデルでの実績から心配はないだろう。

キアのEV戦略、PBVの第一弾となる『PV5』は、日本の一般ユーザーにとっても今後、大きなインパクトを与える可能性を秘めている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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