F1由来の180度V12エンジン フェラーリ365 GT4 BB/512 BB(1) 巧妙パッケージングへ唸る

公開 : 2025.05.02 18:05

巧妙なパッケージングへ唸る広い車内

今回は、365 GT4 BBと512 BB、3台を用意した。レッドとブラックのツートーンが、1974年式の365 GT4 BB。サイドシルやエンジンリッド、ドアパネルなどにはアルミニウムが、ボディシェルにはスチールが用いられている。

リア側は、全長4360mmのスーパーカーとして、ずんぐりしているかもしれない。フロントノーズも、写真で見るより短い。ボディの前後端は、フェラーリ初の樹脂製バンパーで閉じられている。

手前から、レッド・ツートーンのフェラーリ365 GT4 BBと、ゴールド・ツートーンのフェラーリ512 BB、レッドのフェラーリ512 BBi
手前から、レッド・ツートーンのフェラーリ365 GT4 BBと、ゴールド・ツートーンのフェラーリ512 BB、レッドのフェラーリ512 BBi    マックス・エドレストン(Max Edleston)

シートへ身を委ねれば、車内の広さは瞭然。ピニンファリーナ社がデザインし、スカリエッティ社が製造したボディが包む、巧妙なパッケージングへ唸らされる。

左右のシートを分断する、巨大なトランスミッショントンネルはない。冷却パイプを覆う、四角いボックスが前後を貫く程度。ラジエターとエンジンに挟まれたキャビンは、自ずと熱がこもりやすく、エアコンは標準装備だ。

フェラーリは、パワーアシストによる操縦性の悪化に否定的だった。ミドシップにも関わらず、大径なステアリングホイールは重い。それでも当時は、デイトナより軽くなったことが自動車雑誌で評価されている。

この続きは、フェラーリ365 GT4 BB/512 BB(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・カルダーウッド

    Charlie Calderwood

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

フェラーリ365 GT4 BB/512 BBの前後関係

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