黄色い「ゴルフカート」でロンドンを走る ユーゴーの新サービス 市民権は得られる?

公開 : 2025.05.17 19:05

歩行者の反応も概ね好意的 市民権は得られる?

タイヤが車体の四隅に位置し、方向転換はキビキビ。急旋回を試みても、横転しそうにはならない。視界が広く、運転は想像以上に楽しい。歩行者の反応も、概ね好意的だ。

「利用者は、カートを直ぐに気に入ってくださいます」。ベイリーが説明する。「平均で、1日に3件前後の予約が入ります。ユーザー登録数は、5000名に達しました。学校への送迎目的の保護者や、面会の必要な弁護士、建設業者など、目的は様々です」

ユーゴーが提供するマーシェル社の電動カート
ユーゴーが提供するマーシェル社の電動カート

レンタル自転車のように路上へ放置される可能性はあるが、事前の利用登録が必要で、セキュリティ技術も導入されており、ほぼ防げるだろう。一般的なバッテリーEVより専有面積が小さく、環境にも優しい。都心部では、スマートな移動手段になりそうだ。

もとゴルフカートが、ロンドンで市民権を得ることはできるだろうか。風雨にさらされても大丈夫な服装は、必要になる。答えは数年後に見えるはず。少なくとも筆者は、かなり希望があるように思えた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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