走りを楽しめ家族で遊べる ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ(2) 一線を画す走破性

公開 : 2025.05.21 19:06

プレミアムSUVとしての競争力を堅持

フェイスリフトを経て、プレミアムSUVとしての競争力を堅持するディスカバリー・スポーツ。より快適で高効率、高速なライバルもあるとはいえ、クラスリーダーのグループに含まれることは間違いない。

インテリアは、小変更で車載機能の操作がタッチモニターへ集約され、明確な恩恵を受けたとはいい難い。プラグインHVの電気だけで走れる距離や、マイルドHVの燃費も、一層を期待したいところではある。

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ(英国仕様)
ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ(英国仕様)

アウディQ5に、BMW X3ボルボXC60など、魅力的なライバルは多い。それでもランドローバーらしい個性へ共感できれば、楽しく快適なSUVライフを過ごせるだろう。

◯:クラス最高水準のオフロード性能と、優れたオンロード性能を両立 実用的な車内空間
△:タッチモニターに集約され、フェイスリフト前より操作性は悪くなった よりエネルギー効率の良いライバルはある

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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