0-400mダッシュ命(2) スーパーバードにチャレンジャー 大胆自作も 英国のドラッグレーサー

公開 : 2025.05.31 17:46

シボレー210

オーナー:アダム・クルチンスキー氏

スーパーストック・クラスの規定が導入されるまで、ドラッグレースは公道志向な通称「ガッサークラス」が主流だった。前が不自然に高いスタイルは、トラクションを稼ぐため、重心を後方寄りにするために生まれた。

シボレー210
シボレー210    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

このシボレーは、1970年代にアメリカで活躍していた1台。「ドアとトランクリッドはFRP製ですが、それ以外は1955年式のシボレー210のままです。購入時は、スモールブロックのV8に、MTが組まれていました」

ノーマルで乗るつもりだったが、クラッチ交換を機にアップグレードを決意。現在はシボレーのビッグブロックにGM TH400トランスミッションが組まれている。

「ベストは10.99秒で、194km/h。今回は届きませんでした。ボディパネルは左右でズレていますが、これで真っ直ぐ走れるんです」

ダッジ・チャレンジャー

オーナー:デイブ・ビラドー氏

「仕事なので、かなり速いですよ。この会場で見かける、多くのクルマに関わっています」。1980年代からマッスルカーのレストアやチューニングへ携わってきた、デイブ・ビラドー氏は笑う。かつては看板職人だったそうだが、1990年代に転向したという。

ダッジ・チャレンジャー
ダッジ・チャレンジャー    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

目下のマシンは、1974年式のチャレンジャー。ここ3シーズンほど、「ドラッグスタルジア」へ参戦している。「これは初めからスーパーストック・クラスのマシンとして、アメリカで作られました。5年ほどドラックレースを戦っていたようです」

英国へやってきたのは2017年。放置され、サビは少なかったもののレストアが必要だったとか。果たして、オリジナルの部品が可能な限り残され、ドラッグレーサーは復活した。ベストタイムは9.79秒。「充分な注目を集められる速さです」

執筆:Ryan Standen(ライアン・スタンデン)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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