個人で楽しむ贅沢クーペ ポンティアック・グランプリ(1) 馬力が削がれた時代の希望の光

公開 : 2025.06.22 17:45

モーターボートを彷彿とさせるリア回り

4代目グランプリでは、ゼネラル・モーターズのAスペシャル・プラットフォームが基礎骨格。例によって長大なボディのドアには、フレームレス・ガラスが与えられた。

8km/h以下の衝突に耐える、通称5マイルバンパーは、大胆なスタイリングへ溶け込んでいた。リアの滑らかなラインは、カーデザイナーのビル・ミッチェル氏が好んだ、モーターボートを彷彿とさせる処理だった。

ポンティアック・グランプリ(4代目/1973〜1977年/英国仕様)
ポンティアック・グランプリ(4代目/1973〜1977年/英国仕様)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

当時のアメリカ車らしく、グランプリのスタイリングには毎年のように手が加えられた。その中心はフロント周りで、ヘッドライトは当初丸目2灯だったが、1976年式から角目4灯へ切り替えられている。

ワイドトレッドで、前後ともコイルスプリングが組まれたサスペンションは、ポンティアックが強みだと主張した部分。可変式パワーステアリングや、フロントのディスクブレーキなどは、欧州車の流れへ沿った技術といえた。

この続きは、ポンティアック・グランプリ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーティン・バックリー

    Martin Buckley

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ポンティアック・グランプリの前後関係

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