【低燃費&低価格で勝負】これなら真剣に検討したい!フィアット600ハイブリッドはイタリア車乗り待望の1台

公開 : 2025.06.12 11:45

具体的な妄想が止まらない

まずは撮影開始。芝生の上に佇むスカイ・ブルーの600ハイブリッドは、いかにも愛でたくなる形と色で、これがシー・グリーンの16インチになったらどうなるか、でも室内のアイボリーもいいんだよなぁ……と具体的な妄想が止まらない。

ホイールデザインは600eと同じなので、識別点はテールゲートに装着される『Hybrid』のエンブレムとエキゾーストパイプの有無になるが、Hの文字に青い葉がデザインされているのを発見し、イタリアらしいセンスのよさを感じた。

ラ・プリマはアイボリーのレザーシートを採用。メーターパネルなどは往年の600を感じさせる。
ラ・プリマはアイボリーのレザーシートを採用。メーターパネルなどは往年の600を感じさせる。    内藤敬仁

撮影を終え、試乗をはじめて最初に感じたのは、プレゼンでも言われていた回生ブレーキの存在だった。マイルドハイブリッドではあるが、100%電動走行が可能なため、アクセルペダルを戻すと回生ブレーキが効く。これが意外と強めで、強弱の調整をできないため若干好みが別れそうな気がした。

しかし、街中ではワンペダルとは言わないまでも近い感覚で走りやすく、システム出力145psに対し車重1330kgとなるスペックから想像する以上に、元気に走ってくれる印象だ。ステアリングは最近のイタリア車らしく若干軽めで(一説によるとイタリア人の好みらしい)、特にストレスを感じることなく、撮影のためワインディングへ向かう。

すると、かなりキビキビとした走りを見せてくれた。これはあくまでイメージながら、昔から裏路地をアクセルペダル全開で走るのがデフォルトとなるイタリアらしさを、このフィアット600ハイブリッドも持っているように感じるではないか。

絶対的に愛らしいデザインに、イタリア車らしい走り。それでいて低燃費で、魅力的な価格設定。関係者に聞いたところ、正式発表前のティザー時点でかなりの反響があったという。どうやらイタリア車乗りの大本命として、既に注目を集めているようだ。

フィアット600ハイブリッド・ラ・プリマのスペック

全長×全幅×全高:4200×1780×1595mm
ホイールベース:2560mm
トレッド:F1535mm R1525mm
車両重量:1330kg
エンジン形式:直列3気筒DOHCターボ
ボア×ストローク:75.0×90.5mm
排気量:1199cc
最高出力:100kW(136ps)/5500rpm
最大トルク:230Nm/1750rpm
圧縮比:11.5:0
モーター最高出力:16kW/4264
モーター最大トルク:51Nm/750-2499rpm
バッテリー電圧:3.65V
バッテリー容量:20Ah
バッテリー個数:12個
バッテリー総電圧:43.8V
トランスミッション:6速AT(デュアルクラッチ)
駆動方式:FF
燃料タンク容量:44L
ラゲッジルーム容量:385L
サスペンション形式:Fマクファーソンストラット Rトーションビーム
ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク Rディスク
タイヤ:F&R215/55R18
燃料消費量(WLTCモード):23.0km/L
価格:419万円(600台限定ローンチプライス399万円)

ハイブリッドのエンブレムはHの字に青い葉が描かれている。
ハイブリッドのエンブレムはHの字に青い葉が描かれている。    内藤敬仁

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 内藤敬仁

    Takahito Naito

    1986年よりフリーランスカメラマンとして主に車関係の雑誌、広告の撮影に携わる。趣味は洗車。好きな音楽は1970年代のブリティッシュロック。たまにロードバイクでサイクリンロードを走って風圧と老化に抵抗したりする。

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