本当だった007へ登場した噂 マーキュリー・クーガー XR-7(2) アストンとのシーンを再現したい

公開 : 2025.08.09 17:50

アストンDBSと007のシーンを再現したい

大金をはたいた現在のオーナーが、スイスのアメリカ車コレクター、マイケル・ミッコ氏。「007の大ファンで、特に女王陛下の007は好きな1本なんです。ポルトガルやスイスの美しい景色の中を疾走するシーンは、本当に感動を誘いますよね」

「1960年代のマッスルカーが大好きで、ビックブロックを積んだマスタングコルベットも所有しています。ボナムズのオークション・カタログを何となくめくっていたら、クーガーが。買わずにはいられませんでした」

マーキュリー・クーガー XR-7 コンバーチブル(1969~1970年/欧州仕様)
マーキュリー・クーガー XR-7 コンバーチブル(1969~1970年/欧州仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

「オークションでは、価格が上昇していったんですが、娘も落札するべきだと。もう二度とこのクルマにはお目にかかれないと、覚悟を決めたんです」。と話すミッコは、スイスのアルプスでクーガーの運転を楽しんでいる。

「この場所へふさわしいクルマだと思います。サンモリッツで開かれるコンクール・デレガンスでは、氷上コースを走れます。アストン マーティンDBSと、いつか007のシーンを再現したいですね。夫婦役で一緒に走った、ボンドカーですから」

執筆:マシュー・フィールド(Matthew Field)

マーキュリー・クーガー XR-7 コンバーチブル(1969~1970年/欧州仕様)のスペック

英国価格:3499ポンド(新車時)/50万ポンド(約9750万円/現在)以下
生産数:6021台(XR-7合計)
全長:4922mm
全幅:1885mm
全高:1308mm
最高速度:168km/h
0-97km/h加速:5.9秒
燃費:3.9km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1547kg
パワートレイン:V型8気筒7014cc 自然吸気OHV
使用燃料:ガソリン
最高出力:339ps/5200rpm
最大トルク:60.7kg-m/3400rpm
ギアボックス:3速オートマティック(後輪駆動)

マーキュリー・クーガー XR-7 コンバーチブル(1969~1970年/欧州仕様)
マーキュリー・クーガー XR-7 コンバーチブル(1969~1970年/欧州仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

マーキュリー・クーガー XR-7の前後関係

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