北米の大地に眠るスクラップ寸前のクラシックカー 20選 戦前の希少モデルも ジャンクヤード探訪記
公開 : 2025.08.09 18:25
米国の巨大ジャンクヤードを巡り、スクラップ同然のクルマにレンズを向ける探訪記シリーズ。今回は戦前のビンテージ車両から70年代の名車まで、さまざまな車両が保管されているサウスダコタ州の施設を訪れました。
もくじ
ー限られた訪問時間で見つけた興味深い廃車
ークライスラー・ニューポート・カスタム(1971年)
ーフォード(1949年)
ーシボレー・ビスケイン(1960年)
ースチュードベーカー・プレジデント(1958年)
ープリムス・ベルベディア(1956年)
ーメルクールXR4Ti
ージャガーXJシリーズ2
ーナッシュ(1953年)
ーパッカード・クリッパー(1954年)
ーパッカード・クリッパー(1951年)
ービュイック(1937年)
ーボルボ・アマゾン
ージープCJ-5
ーポンティアック・チーフテン(1957年)
ーポンティアック・カタリナ(1959年)
ービュイック・スポーツワゴン(1968年)
ーキャデラック(1958年)
ーフォード・ギャラクシー(1960年)
ービュイック(1950年)
ーフォード(1941年)
ー著者について
限られた訪問時間で見つけた興味深い廃車
米国サウスダコタ州ミッチェルにあるジャンクヤード『ダコタ・サルベージ(Dakota Salvage)』は、何十年にもわたってスペアパーツやレストア用車両の素晴らしい供給源となっている。
わたし達編集部も注目し、取材のために訪問することにした。唯一の問題は、土曜日の午前11時45分、閉店15分前に到着してしまったことだ。そのため、大急ぎでヤード内を駆け回ることになった。

今回の取材では素晴らしい車両をいくつか撮影することができたのだが、この駆け足ツアーでどれだけの「宝物」を逃してしまったか、今でも心残りがある。わたし達が訪問して以来、ジャンクヤードの経営者が変わり、現在はH&Rサルベージ社が所有している。古いクルマたちがまだ残っているかどうか、気になるところだ。
クライスラー・ニューポート・カスタム(1971年)
少し荒れている印象はあるものの、この1971年製のクライスラー・ニューポート・カスタム2ドア・ハードトップは比較的良好なコンディションを保っている。おそら保存状態も良いのだろう。ニューポート・カスタムにはさまざまなエンジンが搭載されていたが、新車当時に最も人気があったのは最高出力335psの7.2L V8エンジンで、0-100km/h加速タイムは7.2秒に達した。

フォード(1949年)
このフォードには「48-9」と書かれているが、担当者が1948年製か1949年製か判断できなかったものと思われる。しかし、この2年間に生産されたモデルはまったく異なる外観をしていることを考えると、少し奇妙だ。結局のところ、外観上ほとんど違いのない「49-50」と記載した方が正確だろう。
すでにお気づきかもしれないが、これは超希少な4ドア・コンバーチブルではなく、単にルーフを切り取ってスペアパーツとして販売されたあとの姿だ。1949年モデルのフォードは1948年6月に発表され、戦後初の完全新設計のフルサイズ車として大ヒットを記録した。

シボレー・ビスケイン(1960年)
この1960年製のシボレーに使用されているクロームパーツの少なさから判断すると、低価格のビスケインモデルだろう。ただし、当時のビスケインはラインナップで最安価のモデルだったわけではない。ゼネラルモーターズは、さらに簡素化された廉価版のフリートマスターも販売していたからだ。ドアのアームレストや助手席のサンバイザーすら備わっていない、非常に質素な仕様だった。クロームメッキではなくボディ同色となった部品も多く、容易に見分けることができる。



