オレゴンの風に吹かれるクライスラーの廃車 40選(後編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.07.27 19:25

ダッジ・ダート・コンバーチブル – 1966年

ジャンクヤードでまだソフトトップが残っているコンバーチブルを見つけるのは、非常に珍しいことだ。とはいえ、この個体の助手席に、大雨の日に座ってみたい人はいないだろう。

ナンバープレートによると、この個体は、わたし達がワイルドキャット・オート・レッキングを訪れた1年前の2017年に現役を引退したようだ。

ダッジ・ダート・コンバーチブル - 1966年
ダッジ・ダート・コンバーチブル – 1966年

プリムス・フューリー・サバーバン – 1970年

これは、1970年製のカスタム・サバーバンという、巨大なプリムス・フューリーのステーションワゴンである。

標準の318立方インチ(5.2L)V8エンジンを搭載したオートマチックのフューリーワゴンは、0-97km/h加速に12秒はかかった。しかし、その名にふさわしい加速力を求めるなら、440立方インチ(7.2L)V8エンジンが選択可能だった。これにより、0-97km/h加速タイムが4秒短縮され、理論上の最高速度は198km/hに達する。もちろん、1972年製のプリムス・フューリー・グランクーペを屋根に乗せている場合は、少し速度は落ちる……。

プリムス・フューリー・サバーバン - 1970年
プリムス・フューリー・サバーバン – 1970年

プリムス・フューリー・コンバーチブル – 1970年

1970年製のプリムス・フューリー・コンバーチブルに乗って、太陽の光を浴びながら高速道路を走り抜けるのはどうだろう? ボンネットの下には383立方インチ(6.27L)のスーパーコマンドV8エンジンが搭載されているが、これを復活させるにはかなりの手間がかかるだろう。当時、最高出力290psを発揮し、1/4マイルを17秒以下で走ることができた。

この個体の販売価格は2995ドル(約45万円)で、わたし達にはとてもリーズナブルに思えた。

プリムス・フューリー・コンバーチブル - 1970年
プリムス・フューリー・コンバーチブル – 1970年

ダッジ・ランサー・ステーションワゴン – 1961年

部品の90%程度は残っているように見えるが、この1961年式ダッジ・ランサー・ステーションワゴンに元の輝きを取り戻すには、多額の費用がかかるだろう。地面に沈み込んでいる様子から察するに、何年も新しいオーナーを探しているようだ。

ランサーは、クライスラー・ヴァリアントのダッジ版で、このステーションワゴンは1万台も生産されなかった。

ダッジ・ランサー・ステーションワゴン - 1961年
ダッジ・ランサー・ステーションワゴン – 1961年

プリムス・ベルヴェディア – 1963年

この1963年製のプリムス・ベルヴェディア4ドア・セダンが出荷された当時、ビートルズのデビューアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』がチャート入りしていた。1970年(偶然にもビートルズが解散した年)にサテライトに取って代わられたベルヴェディアは、イタリア語で「美しい光景」を意味する言葉から名付けられた。しかし、この部品取り車はその名前にふさわしいとはとても言えない。

プリムス・ベルヴェディア - 1963年
プリムス・ベルヴェディア – 1963年

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事