オレゴンの風に吹かれるクライスラーの廃車 40選(前編) ジャンクヤード探訪記
公開 : 2025.07.27 18:25
米国の巨大ジャンクヤードを巡り、スクラップ同然のクルマにレンズを向ける探訪記シリーズ。今回はクライスラー、ダッジ、プリムスに特化したオレゴン州のヤードから、珍しいレストア向け車両や部品取り車を紹介します。
もくじ
ー西海岸最大の「モパー」専門ヤード
ープリムス・フェザーダスター - 1976年
ーダッジ・ランサー - 1961年
ークライスラー・インペリアル - 1962年
ーダッジ・ミラーダ - 1981年
ープリムス・フューリー・ステーションワゴン - 1960年
ーダッジ・コロネット - 1955年
ーダッジ・ダート - 1976年
ーインペリアル・クラウン・クーペ - 1964年
ークライスラー・ニューヨーカー - 1975年
ープリムス・ボラーレ - 1977年
ーダッジDシリーズ - 1963年
ークライスラー・ル・バロン - 1983年
ーダッジ・チャージャー - 1970年
ーダッジ・マグナム
ープリムス・ダスター - 1973年
ークライスラー・ニューヨーカー - 1972年
ーダッジ・ランページ - 1983年
ーデソート - 1951年
ープリムス・ボラーレ・ステーションワゴン - 1977年
ープリムス・スポーツ・サテライト - 1970年
西海岸最大の「モパー」専門ヤード
米国オレゴン州サンディにある『ワイルドキャット・オート・レッキング(Wildcat Auto Wrecking)』は、西海岸最大の「モパー・ヤード」を自称しており、それは決して誇張ではない。
モパー(Mopar)とは「モーター」と「パーツ」を組み合わせた造語で、もともとはクライスラー系の純正部品を扱う部門の名称だが、愛好家からはクライスラーのクルマを指す総称としても知られている。今回紹介するジャンクヤードでは、数多くのモパーを見ることができるのだ。

敷地内にはクライスラー、デソート、ダッジ、インペリアル、プリムスのクラシックな乗用車やトラック、プロジェクトカー(レストア向け車両)、部品取り車など、1000台近くが混在している。
わたし達取材班は2018年にこのジャンクヤードを訪れた。レストア向け車両の価格は訪問時のものであり、今では変更されている可能性がある。また、すでに売却済みの可能性もある。
ワイルドキャット・オート・レッキングは、とても親切で知識豊富なスタッフによって運営されている。現在、水曜日から土曜日まで営業しており、見学は予約制となっている。
プリムス・フェザーダスター – 1976年
度重なる石油危機の中で、最大限の経済性を実現しようと、クライスラーは軽量な高性能車を発売した。1976年のみ販売されたプリムス・フェザーダスターは、数多くのアルミ部品とマニュアル・トランスミッションを採用し、通常のダスターよりも5%軽量だった。
同クラスで最も燃費の良いモデルであり、高速道路では15.3km/lを達成した。1976年式ダスターの約20%が、フェザーダスター・パッケージ装着車だ。

ダッジ・ランサー – 1961年
ワイルドキャット・オート・レッキングには、この写真の1961年式ランサー770を含め、ダッジ車が数多く置かれている。この個体は、走行可能な状態でヤードに持ち込まれたとのことなので、6気筒エンジンを復活させるにはそれほど手間はかからないだろう。訪問時の販売価格は2000ドル(約30万円)だった。

クライスラー・インペリアル – 1962年
9500ドル(約140万円)という価格は、このヤードで見つけた車両の中ではかなり高額な部類に入る。1962年製のクライスラー・インペリアル・クラウン・コンバーチブルで、特にボディの状態が良い。欠点は、走行不能なことと、ソフトトップが失われていて内装が傷んでいることだ。
新車当時、この美しいクルマを手に入れるために5770ドルを支払った人はわずか554人だった。



































