オレゴンの風に吹かれるクライスラーの廃車 40選(後編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.07.27 19:25

プリムス・フューリー – 1960年

プリムスは1950年代半ばからテールフィンを採用し始め、10年の間でサイズと豪華さを増していき、1960年のフューリーで最高潮に達した。翌年、ヴァージル・エクスナー氏が完全に再設計し、テールフィンは歴史の1ページに閉じ込められた。この個体は、部品取り車としては素晴らしいコンディションだ。

プリムス・フューリー - 1960年
プリムス・フューリー – 1960年

ダッジA100バン

自動車史上最大の謎の1つは間違いなく、アニメ『スクービー・ドゥー』に出てくる「ミステリーマシン」の正体だろう。2002年公開の映画では1972年型ベッドフォードCFが使用されたが、一般的な見解では、オリジナルのアニメ版に登場するバンは1960年代中頃のシボレーGシリーズか、このダッジA100のいずれかだと考えられている。

ワイルドキャット・オート・レッキングにはこれらのクルマが数多く残されており、わたし達の訪問時には1000ドル(約15万円)から販売されていた。

ダッジA100バン
ダッジA100バン

ダッジA100ピックアップ

ダッジA100バンは1964年から1970年の7年間生産され、ピックアップトラックを含むさまざまな仕様で展開された。前輪駆動の商用バンで、フォード・エコノラインやシボレーGシリーズといった国産車と競合し、また人気の高い輸入車フォルクスワーゲン・タイプ2とも熾烈な競争を繰り広げた。残念ながら、この個体は深刻な腐食の問題を抱えている。

ダッジA100ピックアップ
ダッジA100ピックアップ

プリムス・ヴァリアント・コンバーチブル – 1963年

この1963年製のプリムス・ヴァリアント・コンバーチブルは、2009年以降走行しておらず、ソフトトップが著しく劣化している。そのため、プロジェクトカーとして購入する勇気のある人は、間違いなく内装の修復に多額の費用をかけることになるだろう。

コンバーチブルは人気のため、クーペよりも現存率が高く、このヤードの敷地内では少なくとも数十台を確認した。

プリムス・ヴァリアント・コンバーチブル - 1963年
プリムス・ヴァリアント・コンバーチブル – 1963年

ダッジ – 1946年

おそらく新しい “入れ歯” が必要だろうが、このダッジは基本的にかなり良いコンディションだ。1946年のモデルと思われるが、フロントグリルのデザインは2年ほど変更されていない。

隣の1950年式プリムス・デラックスと同様、この個体もレストアの対象として売り出されていた。

ダッジ - 1946年
ダッジ – 1946年

プリムス・ヴァリアント・スキャンプ – 1971年

この個体のフェンダーに「74 Scamp」と書き込んでくれたワイルドキャット・オート・レッキングの従業員のおかげで、年式を推測する手間が省けた。

1971年に発売されたプリムス・ヴァリアント・スキャンプは、基本的にはダッジ・ダート・スウィンガーの2ドア・ハードトップのバッジエンジニアリング車だった。この年は最もよく売れた年で、15万6303台が販売された。

プリムス・ヴァリアント・スキャンプ - 1971年
プリムス・ヴァリアント・スキャンプ – 1971年

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事