日産、新型『マイクラ』約450万円から欧州発売 6代目はスタイリッシュなデザインで若返り

公開 : 2025.08.06 18:45

「ファンキー」なデザイン

デザインは2002年登場の3代目マイクラ(K12型マーチ)からインスピレーションを得ており、「大胆で、主張が強く、スタイリッシュ」と表現されている。中でもフロントとリアの円形デイタイムランニングライトが特徴的だ。

Cho氏によると、「すでにスタイリッシュな」ルノー5とは異なるデザインを任され、「大変」な思いをしたという。

日産マイクラ(6代目、欧州仕様)
日産マイクラ(6代目、欧州仕様)    日産

ルノー5との違いの1つはフロント部分で、ボンネットがより高く、長く、ややボリューミーなアーチ形状となっており、独自のシルエットを作り出している。

「フロントにボリューム感を出したかった」とCho氏は述べ、これによりマイクラはルノー5よりもクロスオーバーに近い印象になったと付け加えた。

違いとしては他にも、リアにリップが追加されたこと、サイド(2台の関連性が最もよくわかる部分)に「ジェラートをすくったような」ショルダーラインが描かれていることなどが挙げられる。

これらのデザイン要素が組み合わさって、マイクラは「おばあちゃんのクルマではなくなった」とCho氏は主張する。

インテリアはルノー5とほぼ同一で、10.25インチディスプレイやスイッチ類、内装材など共通点が多いが、カラーバリエーションはホワイト、グレー、ブラックと、比較的落ち着いたトーンになっている。

マイクラが目指すもの

マイクラのデザインを大幅に変更した理由について、欧州マーケティング責任者のアルノー・シャルパンティエ氏は次のように説明した。

「英国は欧州でも圧倒的に重要な市場(2024年初頭から13万3000台を販売)なので、何か新しいものを提案する必要がありました」

日産マイクラ(6代目、欧州仕様)
日産マイクラ(6代目、欧州仕様)

「この新型車は、人々が『マイクラ』という車名を見て思い浮かべるイメージと、ギャップがあると思います」

「若い購入者がターゲットです」

シャルパンティエ氏によると、英国のマイクラの購入者層は、他の地域とは異なっているという。例えば、フランスやスペインでは購入者の平均年齢が若く、「ほぼ95%が女性」であるため、「ジェンダーニュートラルな(性別を問わない)デザインにしたかった」とのことだ。

「真の課題は若返りです。英国では『おばあちゃんのクルマ』というイメージが根付いていると思いますが、大胆で遊び心のあるデザインを通じて、現代の若い親世代など、新たな顧客層を獲得できると確信しています」と同氏は言う。

兄弟車のルノー5は、今年に入って欧州で1万6948台を販売するなど好調だ。EVとなったマイクラが今後どのような活躍を見せるのか、注目したい。

新型マイクラの生産は、ルノー5と同じフランス・ドゥエの工場で行われる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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