「速い」概念を覆す ロータス・エヴァイヤ (1) AUTOCAR史上最強の2041psハードに迫る

公開 : 2025.08.15 19:05

ひたすら走りを楽しむロータス 1065ps/t

バックミラーはデジタル式。ダッシュボード両端と頭上に、モニターが備わる。エヴァイヤは左ハンドルのみで、斜め後方の視界は限定的だから、高速道路の合流などは気を使うだろう。希少なハイパーカーらしいともいえるが。

細身のセンターコンソールには、エアコンとオーディオ用のタッチセンサーが2列に並ぶ。その下端には、スマートフォンとの連携にも対応した、メーター用モニターを操作できるハード・ダイヤル。全体的に、車載機能は直感的に扱える。

ロータス・エヴァイヤ(欧州仕様)
ロータス・エヴァイヤ(欧州仕様)

収納は限定的。ドアポケットだけでなく、カップホルダーもない。センターコンソールの小物入れには、財布やスマホ程度しか入らないだろう。前後に荷室はなく、ヘルメット用のくぼみもない。エヴァイヤは、ひたすら走りを楽しむロータスといえる。

車重は、AUTOCARの計測で1906kg。パワーウエイトレシオは1065ps/tで、アストン マーティン・ヴァルキリーの924ps/tを軽く凌駕した。

走りの印象とスペックは、ロータス・エヴァイヤ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ロータス・エヴァイヤの前後関係

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