【奥山清行氏の水素燃料自動車プロジェクト】スポーツカーを100年遺す人類のロマン!F61Hバードケージ初披露目

公開 : 2025.09.06 12:05

既に水素燃料コンバート車両販売も進行中

ただ、水素燃料では出力が例えば400psが300psくらいになり、特にトルクは落ち込みが激しいので、電動ターボなどの組み合わせが必要となるという。航続距離もまだまだ短いのが現実だ。

しかしこれは100年後まで名車を受け継ぐための「人類のロマン」(奥山氏)であり、水素燃料へのコンバートや燃料補給が世界各地で比較的簡単にできるようになれば、内燃機関エンジンをずっと楽しめる可能性がある。

実際に奥山氏がステアリングを握り、デモ走行を行った。
実際に奥山氏がステアリングを握り、デモ走行を行った。    Ken Okuyama Cars

なお、KOCでは既に水素燃料コンバート車両の販売も進めており、大々的に発売開始とはいかないまでも、希望があれば個別に対応をするという。ワールドプレミアの会場がアブダビであり、ドバイをベースとした投資企業がタッチしていると聞けば、その対象が世界規模であることは容易に想像ができる。

KOCは『F61Hバードケージ』に関するプレスリリースの中で、こう綴っている。

『ガソリン燃料自動車と同様の内燃機関を利用し、走行時に二酸化炭素を排出しないサステイナビリティに拘ったというこのプロジェクトは、スポーツカーに新たな未来を与えてくれるものです』。

ガソリンエンジン車、電気自動車、そして水素エンジン車など、選択肢はたくさんあっていいと思う。それぞれに良さと課題がある中、やはり我々クルマ好きとしては、『スポーツカーの新たな未来』を真剣に模索する取り組みを応援したい気持ちに自然となるのであった。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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