2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のオープンカー 10選 五感で味わう極上ドライブ

公開 : 2025.08.30 18:25

デザイン、走行性能、実用性など、さまざまな観点からAUTOCAR英国編集部イチオシの「オープンカー」を10台紹介します。よく晴れた日に屋根を開けて走ることは、他のクルマでは味わえない特別な体験です。

自然を満喫できる開放的な旅

デザイン、走り、乗り心地、コストパフォーマンスなど、さまざまな観点からAUTOCAR英国編集部が選ぶ最高のオープンカー(コンバーチブル/カブリオレ)を10台紹介する。

夏真っ盛りのこの季節、屋根を開けて田舎道を走ることほど楽しいドライブ体験はない。嬉しいことに、コンバーチブルやカブリオレの選択肢は今でもかなり豊富で、スポーツカー、コンパクトカー、グランドツアラー、ミドシップエンジン搭載のスーパーカーなど、その種類は多岐にわたる。

現在英国で販売されているものの中から、特に優れたオープンカーを10台厳選する。
現在英国で販売されているものの中から、特に優れたオープンカーを10台厳選する。

この記事ではあらゆるタイプのオープンカーを取り上げているが、いずれも日常的に使用できることが共通の特徴だ。手頃な価格のものもあれば、かなり高価なものもあるが、どれも自然を満喫するのに最適なクルマだ。

オープンカーをまだ体験したことがない人は、ぜひ一度試してみてほしい。これらのクルマなら、その魅力を存分に味わえるだろう。平凡な旅を楽しいひとときに変えてくれるはずだ。

AUTOCAR英国編集部のイチオシは、手頃な価格で、運転も所有も本当に楽しいマツダMX-5(日本名:ロードスター)だ。その理由や他のモデルについても詳しく紹介する。

1. マツダMX-5

デザイン:10点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:イキイキとした走り バランスのとれた、魅力的なハンドリング 優れたパッケージング
短所:同クラスのホットハッチほどスピードは出ない ステアリングが軽すぎる キャビンの人間工学が不十分
最大の特徴:コストパフォーマンス

マツダMX-5が世界で最も売れているオープンカーであるのには、たくさんの理由がある。

1. マツダMX-5
1. マツダMX-5

「この小さなマツダ車が提供してくれるスリルに満ちた走りを考えると、居住性は驚くほど良い。乗り心地が硬く感じられることも稀だ」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター(AUTOCAR英国編集部)

初代モデルがデビューしてから35年以上経った今でも、コンパクトな2シーター車として手頃な価格を維持しており、天気の良い日に(ルーフを開けて)気ままにドライブを楽しむことができる。

MX-5の魅力の大部分は、その伝統的なフロントエンジン・リアドライブ(FR)のレイアウトにあり、俊敏で、魅力にあふれたハンドリングを実現している。

さらに、1989年の初代とほぼ同じコンパクトなサイズを維持し、車両重量が約1000kgであることも素晴らしい。これほど軽快で、ぴったりのサイズ感を持つドライバーズカーはほとんどない。

また、英国仕様のエントリーモデルの1.5Lエンジンは最高出力132psだが、十分に力強い走りを堪能できる。よりパワフルな183psの2.0Lエンジンモデルには、硬めのサスペンション、強化ストラットブレース、リミテッドスリップディファレンシャルが搭載されている。

MX-5は、軽快で正確な操作性、優れた製造品質、そして低いランニングコストにより、他のマツダ車と同様、非常に乗りやすい1台に仕上がっている。それが、最高のオープンカーである理由だ。

記事に関わった人々

  • ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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