【N360から始まるNの継承】軽自動車EV投入の狙いは?『N-ONE e:』の施策にホンダの本気を見た!
公開 : 2025.09.12 11:45
9月12日、新型軽乗用EV『ホンダN-ONE e:』が発売されました。ここでは同日に行われたメディア向け発表会で得た情報を元に、サブスク導入を始めとした具体的な施策、投入の狙いなどを篠原政明が解説します。
EVの普及も身近なモデルから
9月12日、新型軽乗用EV(電気自動車)『ホンダN-ONE e:』が発売された。
ホンダは1980年代からEV開発をはじめ、1997年には『ホンダEVプラス』、2012年には『ホンダ・フィットEV』をリース販売。2020年には『ホンダe』を発売した。だが、いずれも試験的導入に近く、ホンダeもスペシャリティカー的な要素が強かった。本格参入は、昨年発売された軽商用EVの『N-VAN e:』からといえるだろう。

2050年にはカーボンニュートラルを実現し、交通事故死者ゼロ実現を目指すホンダ。この2本柱を達成するためには、世界的にはEVシフトが減速しているとはいえ、日本の市場特性に合わせたEV化は進めなければならない。
そこで、1960年代にホンダが乗用車に本格参入したときに軽自動車から始めたように、EVの普及も身近なモデルからということで、仕事と趣味に使えるN-VAN e:を皮切りに、『みんなが使える軽乗用EV』のN-ONE e:が第2弾となった。
つまりN-ONE e:はホンダが考える手の届くEVであり、N360から始まる『Nの継承』なのである。
オンラインストアでEV専用サブスクも用意
EVゆえ車両価格は269万9400円からと、軽自動車としては高めな設定となってしまうN-ONE e:。そこでホンダのオンラインストア『ホンダ・オン(HONDA ON)』ではEV専用のサブスクも用意して、N-ONE e:を手に入れやすくしている。
この『N-ONE e:バリュープラン』は5年間のサブスクで、車検・メンテ・消耗品代、バッテリー保証、税金、メーカー保証など、全部込み込み(自動車保険は除く)で、廃車後のバッテリーの利活用を前提に残価を高めに設定することで、月額のリース料を軽減したクローズドエンドリースだ。

これにより、通常のリース商品より月額のリース料は約3000円安くなるという。サブスクを使って、EVライフを気軽に始めてみたいという人には、格好のアイテムといえるだろう。
また、EVを快適に使える環境の提供も始める。ホンダアクセスは、EV/PHEV専用充電器『ホンダ EVチャージャー』を発売する。
これは一般家庭でも使用可能な、単相200Vを利用してEVへの充電を行う充電ケーブル搭載タイプの普通充電器だ。充電速度の速い6kW出力を採用し、3kW出力のコンセントタイプ普通充電器と比べて充電時間を約半分に短縮でる。
さらに、EV向けの新たな充電ネットワークサービス『ホンダ・チャージ』の提供も開始する。これは、CHAdeMO規格に準拠したものとしては日本初となるEVと充電器の自動認証を行うプラグ&チャージシステムと、専用のスマホアプリで充電器の検索から予約、充電状態の管理や決済までを行うシステムからなる、新たな充電ネットワークサービス。
つまり、カードやスマホでの認証操作が不要で、プラグをクルマに差し込めば自動で認証して充電を開始してくれるというものだ。





















































