フォードLTD(1977年)

1992年以来走行していないことを考慮すると、この1977年式フォードLTDは驚くほど良好な状態だ。長年誰かのガレージに保管され、つい最近フレンチレイク・オートパーツに搬入されたものと推測できる。走行距離は17万5000マイル(約28万km)だが、エンジンとトランスミッションは良好な状態で、すでに部品として回収されているようだ。

フォードLTD(1977年)
フォードLTD(1977年)

マーキュリー・コメット(1972年)

この1972年式マーキュリー・コメットは、この角度から見ると素晴らしい外観だが、だまされてはいけない。よく見ると、リアドアの上部がずれていることに気づくだろう。これは大規模な側面衝突の結果である。2008年にこの事故で走行不能となり、最終的にはフレンチレイク・オートパーツに搬入されることになった。

新車時には、現在保管されている場所からわずか50kmしか離れていないリッチフィールドのアンダーソン社によって販売されたものである。

マーキュリー・コメット(1972年)
マーキュリー・コメット(1972年)

キャデラック・セビル(1980年)

第2世代のキャデラック・セビル(1980-1985)は、かみそりの刃のような鋭いエッジと、特徴的なバッスルバック(ノッチバックの古い呼称)のリアエンドを誇っていた。このデザインは、1950年代の英国のコーチビルダー、フーパー&カンパニーに影響を受けたと伝えられている。キャデラックブランドに若い購入者を惹きつけることを狙った、大胆な外観だ。

しかし、このスタイリングは若年層にはほとんど響かず、むしろキャデラックの伝統的な年配顧客層に支持された。写真は1980年モデルで、同年に販売された3万9344台のうちの1台である。

キャデラック・セビル(1980年)
キャデラック・セビル(1980年)

ジャガーXJ-S(1983年)

ジャガーXJ-Sは、人気のEタイプ(米国ではXKE)の後継車種であるにもかかわらず、愛好家から同じような熱狂的支持を得ることはなかった。高級感と角張ったデザインに重点を置いたものの、流麗で性能重視のEタイプとはイメージが大きく異なっていた。

結果として、Eタイプがコレクターに珍重される宝石のような存在であるのに対し、XJ-Sははるかに需要が低く、今日でも廃車置き場で見かけることがある。

ジャガーXJ-S(1983年)
ジャガーXJ-S(1983年)

ポンティアック・フィエロ(1984年)

廃車置き場では40年前のクルマをクラシックカーと見なすことが多いが、フレンチレイク・オートパーツはそうではないようだ。この1984年式ポンティアック・フィエロは、より現代的なクルマと一緒に並べられている。この個体は2M4モデルで、2人乗り、ミドシップレイアウト、直列4気筒エンジンという仕様だ。

最高出力わずか94psで、0-97km/h加速に11秒を要する低性能が好まれなかった。対照的に直列6気筒の2M6モデルなら、同タイムを約3秒短縮できた。

ポンティアック・フィエロ(1984年)
ポンティアック・フィエロ(1984年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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