世界の愛好家から注目される貴重な「廃車」 40選(前編) ジャンクヤード探訪記
公開 : 2025.09.28 11:05
フォードLTD(1977年)
1992年以来走行していないことを考慮すると、この1977年式フォードLTDは驚くほど良好な状態だ。長年誰かのガレージに保管され、つい最近フレンチレイク・オートパーツに搬入されたものと推測できる。走行距離は17万5000マイル(約28万km)だが、エンジンとトランスミッションは良好な状態で、すでに部品として回収されているようだ。

マーキュリー・コメット(1972年)
この1972年式マーキュリー・コメットは、この角度から見ると素晴らしい外観だが、だまされてはいけない。よく見ると、リアドアの上部がずれていることに気づくだろう。これは大規模な側面衝突の結果である。2008年にこの事故で走行不能となり、最終的にはフレンチレイク・オートパーツに搬入されることになった。
新車時には、現在保管されている場所からわずか50kmしか離れていないリッチフィールドのアンダーソン社によって販売されたものである。

キャデラック・セビル(1980年)
第2世代のキャデラック・セビル(1980-1985)は、かみそりの刃のような鋭いエッジと、特徴的なバッスルバック(ノッチバックの古い呼称)のリアエンドを誇っていた。このデザインは、1950年代の英国のコーチビルダー、フーパー&カンパニーに影響を受けたと伝えられている。キャデラックブランドに若い購入者を惹きつけることを狙った、大胆な外観だ。
しかし、このスタイリングは若年層にはほとんど響かず、むしろキャデラックの伝統的な年配顧客層に支持された。写真は1980年モデルで、同年に販売された3万9344台のうちの1台である。

ジャガーXJ-S(1983年)
ジャガーXJ-Sは、人気のEタイプ(米国ではXKE)の後継車種であるにもかかわらず、愛好家から同じような熱狂的支持を得ることはなかった。高級感と角張ったデザインに重点を置いたものの、流麗で性能重視のEタイプとはイメージが大きく異なっていた。
結果として、Eタイプがコレクターに珍重される宝石のような存在であるのに対し、XJ-Sははるかに需要が低く、今日でも廃車置き場で見かけることがある。

ポンティアック・フィエロ(1984年)
廃車置き場では40年前のクルマをクラシックカーと見なすことが多いが、フレンチレイク・オートパーツはそうではないようだ。この1984年式ポンティアック・フィエロは、より現代的なクルマと一緒に並べられている。この個体は2M4モデルで、2人乗り、ミドシップレイアウト、直列4気筒エンジンという仕様だ。
最高出力わずか94psで、0-97km/h加速に11秒を要する低性能が好まれなかった。対照的に直列6気筒の2M6モデルなら、同タイムを約3秒短縮できた。


























