待ち望まれた「新提案」に? トヨタ・アイゴX ハイブリッド(2) 軽く短く運転楽しい

公開 : 2025.10.09 19:10

多くの人が待ち望んでいた新提案

ハイブリッド化で、コンパクトカーとしての魅力を更に高めたアイゴX。同等のボディサイズを持つ、ルノー5 E-テックやフィアット500eといったEVも存在するが、お値段は更にお高い。競争力は小さくなさそうだ。

小柄で実用的で、高燃費。ツートーン・ボディの印象も良い。最終的な価格次第ではあるものの、多くの人が待ち望んでいた、新提案になるのではないだろうか。

トヨタ・アイゴX ハイブリッド(欧州仕様)
トヨタ・アイゴX ハイブリッド(欧州仕様)

◯:印象的な高燃費 運転が楽しい 優れた装備と製造品質
△:お安くはない価格 広くはない後席と荷室 クラスベストの運転体験には届かず

トヨタ・アイゴX ハイブリッド(欧州仕様)のスペック

英国価格:約2万ポンド(約396万円/予想)
全長:3776mm
全幅:1740mm
全高:1510mm
最高速度:172km/h
0-100km/h加速:9.2秒
燃費:27.0km/L
CO2排出量:85g/km
車両重量:1090kg
パワートレイン:直列3気筒1490cc 自然吸気+電気モーター
使用燃料:ガソリン
最高出力:115ps/5500rpm(システム総合)
最大トルク:14.3kg-m/3800-4800rpm(システム総合)
ギアボックス:e-CVT/前輪駆動

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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