トヨタ、英国で『GRヤリス』受注再開 MT限定 アグレッシブな特別仕様車を投入

公開 : 2025.10.03 06:45

トヨタは英国向けの『GRヤリス』の受注を一時停止していましたが、今回特別仕様車の投入とともに販売を再開しました。空力性能を強化したエアロパフォーマンス仕様はMT限定で、約970万円からオーダー可能です。

空力強化のエアロパフォーマンス仕様

トヨタは、英国市場向けの『GRヤリス』の受注を再開した。新たな特別仕様車『エアロパフォーマンス』を投入し、マニュアル・トランスミッションのみの設定としている。

英国向けの公式サイトでは以前、「想定外の需要」によりGRヤリスの受注を一時停止する旨が記載されていたが、現在では再びオーダーを受け付けている。

トヨタGRヤリス・エアロパフォーマンス
トヨタGRヤリス・エアロパフォーマンス    トヨタ

従来の8速オートマティック・トランスミッションは設定されない。広報担当者によると、購入者の大半がマニュアルを選択したためだという。

また、エアロパフォーマンス仕様は「数量限定」で販売される。

英国価格は4万8995ポンド(約970万円)と、通常モデルより2950ポンド(約60万円)高いが、空力性能を向上させるダクトやベントを備え、全体的にグレッシブな外観に仕上がっている。

フロントには、トヨタが支援するレーシングチーム、ルーキーレーシングが開発したアンダースポイラーが装着され、リフトを低減しているという。

ボンネットにはエンジン冷却効率を向上させるため大型ベントが追加され、車体下部には気流を滑らかにするためフラットフロアが採用されている。リアエンドでは調整可能な大型ルーフマウントスポイラーが備わる。

フロントフェンダーとリアバンパーには新たなダクトが設けられ、ブレーキ冷却性能の強化と車体下部の乱流の低減を図っている。

また、ラリースタイルの縦型ハンドブレーキレバーが装備される。

この特別仕様車は現在、英国のトヨタGRセンター限定でオーダー受付中だ。納車は来年3月から開始される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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