テスラ、廉価版『モデルY』&『モデル3』発表 装備簡素化も独自デザイン採用 販売テコ入れ

公開 : 2025.10.09 17:45

苦境からの脱却をかけた新製品

スタンダードの重要性は、いくら強調してもしすぎることはない。テスラのイーロン・マスクCEOは以前、この新型車はブランドの魅力を広げるために開発されたと述べていた。

テスラにとって今年は厳しい年だった。モデルYの改良新型を発売したにもかかわらず、中国では苦戦し、世界的にも販売が落ち込んだ。

テスラ・モデル3スタンダード
テスラ・モデル3スタンダード    テスラ

テスラは、スタンダードが特に米国での販売促進に役立つことを期待している。ドナルド・トランプ大統領が排出ガス規制を緩和し、7500ドル(約115万円)のEV購入補助金を廃止したため、EVへの関心が低下しているためだ。

世界的なEV市場の変動、車両平均販売価格の下落、物価の上昇、そしてテスラEVの人気の低下も、4月から7月にかけての世界販売台数13%減の一因となった。

この四半期の売上が12%減の225億ドル(約3兆4000億円)となったことを受け、マスク氏は同社にとって最も困難な時期の1つになる可能性があると警告した。同氏は7月、テスラは「おそらく数四半期は厳しい状況になるだろう」と述べた。

テスラの第3四半期決算は10月22日に発表される。改良新型モデルYの受注増加に伴い、世界全体での出荷台数が11万5000台増加したことから、第2四半期と比べて財務状況の若干の改善が期待されている。ただし、生産台数の増加はわずか3万7000台にとどまった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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