レスポンスとサウンドに心踊る シボレー・コルベット E-レイ(2) 間口が広がった北米のカリスマ

公開 : 2025.10.14 19:10

間口が広げられたアメリカのカリスマ

ハイブリッドになった、アメリカのカリスマ。直接的なライバルは多くない。現実的な環境での速さは向上し、距離は限られても電気だけで走行も可能。燃費は巡航時でも10.0km/Lを超えないと思うが、経済性でコルベットを選ぶ人はいないだろう。

2022年までは、似たコンセプトのホンダNSXが存在した。コルベット E-レイは、シンプルなシステムで、より一体感の強い運転体験を叶えている。魅力的に捉えるファンは、少なくないのではないだろうか。

シボレー・コルベット E-レイ(英国仕様)
シボレー・コルベット E-レイ(英国仕様)

北米の広告では、冬が厳しい地域へ向けた四輪駆動スポーツとして、E-レイは推されている。従来以上の動的能力も得ている。コルベットの間口が拡大したことは、明確だ。

◯:実用性を犠牲にせず実装されたハイブリッド・システム 安心感と安定性を高める四輪駆動 V8エンジンの存在感は維持 コルベットとして不足ない速さ
△:高めのドライビングポジション 限られた電動アシスト量 巧みに包み隠されていても間違いなく重い

シボレー・コルベット E-レイ(英国仕様)のスペック

英国価格:15万3440ポンド(約3038万円)
全長:4685mm
全幅:2025mm
全高:1225mm
最高速度:289km/h
0-100km/h加速:2.9秒
燃費:7.9km/L
CO2排出量:289g/km
車両重量:1907kg
パワートレイン:V型8気筒6162cc 自然吸気+AC電気モーター
使用燃料:ガソリン
最高出力:643ps(システム総合)
最大トルク:82.1kg-m(システム総合)
ギアボックス:1速リダクション(前)+8速デュアルクラッチ・オートマティック(後)/四輪駆動

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

シボレー・コルベット E-レイの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事