「ほぼ白紙」から新設計 メルセデス・ベンツCLA 250+(1) 航続778kmのハードをチェック

公開 : 2025.10.29 19:05

期待より狭い車内 排熱を利用するエアコン

シートの座り心地は素晴らしい。フロアが低めで、スポーティなドライビングポジションを選ぶこともできる。ボディサイズはBMW i4よりひと回り小さい程度だが、車内は期待より狭いと感じた。とはいえ、後席にも大人は快適に座れる。

荷室容量は405L。フロントのボンネット下にも、101Lの収納がある。沢山の荷物を運びたい場合は、シューティングブレークの登場を待つのが良さそうだ。

メルセデス・ベンツCLA 250+ ウィズEQテクノロジー AMGライン・エディション(英国仕様)
メルセデス・ベンツCLA 250+ ウィズEQテクノロジー AMGライン・エディション(英国仕様)

ドアハンドルはポップアウト式だが、非常時に備えドアのラッチはケーブルで操作される。万が一、非常時に電源が失われても、ドアを開閉できるようにするためだ。

エアコンは、高効率なヒートポンプ式。ドライブトレインの排熱を利用する機能が備わる。運転席側のパワーウインドウ・スイッチは、2つだけ。後ろの窓を開くには、都度切り替える必要がある。

走りの印象とスペックは、メルセデス・ベンツCLA 250+(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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