4.4mの「7シーターSUV」登場 シトロエンC3 エアクロス・ハイブリッド(1) どんなハード?

公開 : 2025.10.24 19:05

好ましい車載機能のインターフェイス

運転席は、シートがややフラットで、横方向のサポートは限定的。しかしクッションが厚く、座り心地は良い。座面が高めで、前方視界は広い。

ダッシュボード正面の奥側には、スピードなどを確認できるスリムなデジタルメーター。タコメーターは備わらない。エアコンには実際に押せるハードスイッチが用意され、制限速度警告や車線維持支援などのシステムも、簡単にボタンでオン/オフできる。

シトロエンC3 エアクロス・ハイブリッド・マックス(英国仕様)
シトロエンC3 エアクロス・ハイブリッド・マックス(英国仕様)

インフォテインメント用タッチモニターは、10.3インチ。システムはベーシックで、良くいえば操作はシンプル。スマートフォンとは、無線でミラーリングできる。全体的に、車載機能のインターフェイスは好ましい。

内装は、硬質なプラスティックそのままの領域が多い。高級な感じはないものの、安っぽい艶もなく、印象は悪くない。部分的に用いられるテキスタイルが、質感を効果的に高めている。オーディオの音質は、あまり良くないようだ。

走りの印象とスペックは、シトロエンC3 エアクロス・ハイブリッド(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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