【マツダファンフェスタ2025】787Bもロードスターも世代を超えて愉しむ!2日間で2万人以上のファンが集結

公開 : 2025.10.25 12:05

マツダの国内最大級イベント、『マツダファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイ』が10月4~5日に開催されました。2日間合計2万1063名が参加し、今年も大盛況だったようです。高桑秀典がレポートします。

国内最大級となるマツダファンの祭典

今年もクルマを通じた楽しさを発見できる『マツダファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイ』が開催された。

国内最大級のマツダファンの祭典として知られる同イベントは会期が2日間となる。

10月4~5日に『マツダファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイ』が開催。
10月4~5日に『マツダファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイ』が開催。    マツダ

2025年は10月4~5日で、初日は生憎の天候ながら1万1140名が来場。雨が止んだ2日目の入場者数は9923名で、合計すると2万1063名ものマツダファンが全国各地から集結した。

どの駐車スペースも新旧のマツダ車で溢れかえっていたが、マツダ・スピリットレーシング初の市販車であるロードスター(限定2200台のベースグレード)とロードスター12R(限定200台のメーカーコンプリートモデル)がトピックとなった今年は、例年以上に人馬一体の走りを楽しめる歴代ロードスターで参加したファンが多かったように見受けられた。

マツダは4月にスポーツランドSUGOでも開催したファンフェスタを、『すべてのステークホルダーと絆を深める場』として位置づけており、イキイキとした体験を五感で堪能してもらうことを開催目的としている。

そのため、すでにマツダブランドの価値を理解しているファミリーや自動車趣味人はもちろん、女性ユーザーおよび未来のマツダ車オーナーであるキッズも自身にぴったりの体験コンテンツを見つけて楽しめるようになっており、マツダから参加した社員が300名となった今回も走る、観る、学ぶ、食べるという歓びを世代を超えて共有できる内容となった。

寺田陽次郎さんのレーシングドライバー歴60年を祝福

朝のオープニングセレモニーでは、ミスター・ル・マンこと寺田陽次郎さんとマツダ代表取締役社長兼CEOの毛籠勝弘さんがシルバーのFD3S型RX-7に乗り、富士スピードウェイのホームストレートに登場。

それを追うように他のマツダ役員も歴代ロードスターに乗って現れ、毛籠社長の挨拶を合図として、モノづくり体験やエンターテイメントをはじめとする各種コンテンツがスタートした。

ミスター・ル・マンこと寺田陽次郎さんとFD3S型マツダRX-7。
ミスター・ル・マンこと寺田陽次郎さんとFD3S型マツダRX-7。    高桑秀典

RX-7のステアリングを握った毛籠社長は寺田さんのレーシングドライバー歴60年についてもコメントし、会場の祝福ムードが一気に高まった。

オープニングセレモニーで使用されたRX-7は、25年間愛用したオーナーが運転免許の自主返納時にマツダに譲渡した個体である。

ニュースでご覧になった方も多いかもしれないが、主婦の西本尚子さんが2024年12月に80歳の誕生日を迎えるにあたって手放したもので、横浜にあるマツダR&Dセンターのエンジニアがレストアを担当。

今回のイベントにおいてメカニカルな部分の快調ぶりを披露し、展示することで来場者に内外装の状態のよさも確認してもらった。

グランドスタンド側のイベント広場にあるステージでは、寺田さんがル・マン・トークと題し、1974年に始まったマツダのル・マン挑戦ストーリーや、レース用ロータリーエンジン搭載レーシングカーの進化の軌跡を記録画像を用いて解説。レースチームの苦労や、いまだから話せるエピソードなども語られた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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