マセラティ・グラントゥーリズモ/グランカブリオのモデナ生産を記念したワンオフモデル『メッカニカ・リーリカ』を発表

公開 : 2025.11.13 07:45

マセラティは、グラントゥーリズモとグランカブリオの全モデルの生産がモデナに帰ってきたことを記念するイベントを開催、その象徴としてのワンオフモデル『メッカニカ・リーリカ』を発表しました。

2モデルのモデナ帰還を祝うイベント開催

マセラティは、『グラントゥーリズモ』および『グランカブリオ』の全モデル生産が、歴史あるモデナの工場で再び行われることになったと発表した。

これはイタリアンエレガンスとスタイルを体現する2つの象徴的なモデルが、誕生の地に帰還することを意味し、マセラティの100年以上にわたる歴史の新たな章を開くものであるという。

マセラティ・グラントゥーリズモとグランカブリオのモデナでの生産を記念するイベント『マセラティ・メッカニカ・リーリカ・ソワレ』が11/5-9にかけてモデナで開催された。
マセラティ・グラントゥーリズモとグランカブリオのモデナでの生産を記念するイベント『マセラティ・メッカニカ・リーリカ・ソワレ』が11/5-9にかけてモデナで開催された。    マセラティ

この歴史的な再始動を祝うため、マセラティは世界的なオーディオブランドである『ソナス・ファベール』とのコラボレーションのもと、特別なイベント『マセラティ・メッカニカ・リーリカ・ソワレ』を11月5日から9日にかけて開催した。

このイベントは、1947年に誕生したマセラティ最初のグラントゥーリズモ『A6 1500』から続くエンジニアリングの伝統と、オペラが持つ感情の表現力の融合をテーマとし、モデナの街全体を巻き込んだイベントとなった。

そしてその中において、2台のワンオフモデル『メッカニカ・リーリカ』の世界初公開と、限定の『フォーセリエ』カスタマイズパックの発表が行われた。

2台のワンオフ『メッカニカ・リーリカ』

今回発表された特別仕様車は『グラントゥーリズモ・メッカニカ・リーリカ・ワンオフ』と『グランカブリオ・メッカニカ・リーリカ・ワンオフ』の2モデル。

両モデルは、オペラの殿堂『モデナ市立パヴァロッティ=フレーニ劇場』から着想を得て、マセラティのカスタマイズ部門である『マセラティ・オフィチーネ・フォーリセリエ』により製作された、イタリアの匠の技と美意識が結晶した、比類なきクラフトマンシップの象徴となっている。

『マセラティ・グラントゥーリズモ・メッカニカ・リーリカ・ワンオフ』と『マセラティ・グランカブリオ・メッカニカ・リーリカ・ワンオフ』。
『マセラティ・グラントゥーリズモ・メッカニカ・リーリカ・ワンオフ』と『マセラティ・グランカブリオ・メッカニカ・リーリカ・ワンオフ』。    マセラティ

マセラティのデザインスタジオ『チェントロ・スティーレ』は、あらゆるディテールにモデナを象徴するオペラハウスを訪れる体験を表現した。観客席の赤いベルベットに身を沈め、ネオクラシック様式の装飾に囲まれながら、重厚な幕が上がり、2台の特別なモデルが現れる瞬間を思わせるデザインに仕立てられている。

ワンオフモデルのエクステリア

グラントゥーリズモのエクステリアカラー『ロッソ・ヴェルート』は、劇場のホールや緞帳(どんちょう)のような奥行きある赤で、その深みと艶やかさは光を受ける角度により深い陰影から鮮やかな輝きへと変化する。

グランカブリオの『オーロ・リーリコ』は、光に照らされると赤みを帯びるシャンパンゴールド。温かみのある光沢と虹色のような輝きを放ち、オペラの伝統的な雰囲気を想わせるカラーとなっている。

マセラティ・グラントゥーリズモ・メッカニカ・リーリカ・ワンオフ。
マセラティ・グラントゥーリズモ・メッカニカ・リーリカ・ワンオフ。    マセラティ

21インチの“ブラック”クリオホイールは、ダイヤモンドカット加工とクリアコート・ペールゴールドのマット仕上げとなっている。

バッジ類も特別仕立てで、グラントゥーリズモは『ホワイトマットゴールド』、グランカブリオは『ロッソ・ヴェルヴェット』とされる。

さらに、それぞれのモデルには特別仕立ての高級ウール製カーカバーが用意され、オーダーメイドの衣服のように車体を包み込み、ボディラインに沿って優雅にフィットする。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事