ハイエナ顔に1.8ハイブリッド 新型 ルノー・ルーテシア(1) 5 E-テックと対なすハード概説

公開 : 2025.12.22 18:05

グーグル・ジェミニが稼働 後席と荷室は狭め

インフォテインメント用モニターとメーター用モニターは、それぞれ10.0インチ。かなり大きく見えるが、運転中の視界を遮ることはないだろう。エアコンの操作系もタッチモニターへ集約され、直感的な使いやすさでは、先代を超えてはいない。

インフォテインメント・システムはグーグル・ベース。オープンRリンクと呼ばれる機能が実装され、マップの他、100種以上の提携アプリを利用できる。AIアシスタント、ジェミニへ頼れるうようにもなった。会話するように、システムへ希望を伝えられる。

ルノー・クリオ(ルーテシア)・フルハイブリッド E-テック・テクノ(欧州仕様)
ルノー・クリオ(ルーテシア)・フルハイブリッド E-テック・テクノ(欧州仕様)

ホイールベースが伸び、後席側の空間は、特に前後長が拡大している。とはいえ、上下方向の余裕は限られる。

荷室は、床面が5代目から40mm落とされ、重い荷物を載せやすくなった。容量は1.0Lガソリンで391Lと、ひと回り大きいハッチバック並み。1.8Lハイブリッドでは、駆動用バッテリーの影響で309Lへ縮まる。こちらは、ひと回り小さい5 E-テックより狭い。

気になる走りの印象とスペックは、新型 ルノー・ルーテシア(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

新型 ルノー・ルーテシアの前後関係

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