シトロエン、DS、プジョーが新プラットフォーム戦略を発表

公開 : 2015.04.20 22:10  更新 : 2021.03.05 21:44

シトロエン、DS、プジョーは将来的には2種のプラットフォームのみで新型車を開発する意向を示した。また発表後には、新しい小型車用プラットフォームを中国のパートナー企業ならびに株主の東風汽車公司(とうふうきしゃこうし)と開発することも明らかにしている。

CMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)と呼ばれる新しいプラットフォームは今後2年のあいだに開発予定であり、£130,000,000(230億円)投資が予定されている。

すべてのBセグメントと、Cセグメントのエントリー・レベルに採用予定で、既存のPF1プラットフォームを大幅に改良することによってCMPを構成する予定だ。

既存プラットフォームを流用するということはつまり、現在使用する工場のラインを大きく変える必要はなくなり、コスト削減にも直接的につながる。

PF1プラットフォームを使用するモデルとしては、現時点ではシトロエンC4カクタス、C3、C-エリゼ、DS3、プジョー208、2008などが名を連ねている。

またこれよりも新しいEMP2プラットフォームを使用するミディアム〜ラージ・サイズのモデルはPSAグループの自社ファクトリーないで製造しているが、C1や108などトヨタ・アイゴと共同開発されるモデルは、他のジョイント・ベンチャー企業で組み立てる予定とのことだ。

PF1プラットフォームを使用する、特に中国で人気の高いPSAのモデルは、さらに中国マーケットで成長するために生産規模を広げる計画もあるようで、そうなると、£130,000,000(230億円)の投資額は、必ずしも潤沢とは言いがたい。

「既存プラットフォームの改良ではありますが、これまでと全く異なったサイズの柔軟性や、われわれの企業独特の味わいを与えるために大幅なテコ入れは必須といえます」と語るのはPSAの内部関係者。

またPSAのカルロス・タバレスは「東風汽車公司と同じように10の新型モデルを計画しています」と語る。Cセグメントのモデルがサルーンとハッチの2種の展開であるのに対し、Bセグメントのボディ・スタイルはSUVやクロスオーバー、さらにはハッチバックやサルーンなど幅広い展開を見込んでいるとのことだ。

2種類のプラットフォームを軸にモデル展開を行うという計画は、去年から着手したタバレスのプランの一つで、1年後には黒字化が現実のものになるという。

すでに中国国内では東風汽車公司がCMPプラットフォームの使用開始時期を急いでいるが、ヨーロッパ市場では慎重に、将来的な展望を見据えていきたいとのこと。

またEMP2プラットフォームを使用することにより、フラッグシップ・モデルにはフル電気自動車や燃料電池自動車などを用意できるようになるとも示唆している。

東風汽車公司のチェアマン、シュウ・ピンは「しかるべきときがくれば、われわれはヨーロッパの市場にも参入する予定です」と伝えてくれた。

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