マニアックな「バン」の世界へようこそ 欧州の優れた商用車ベスト10! UK編集部も驚く豊かな個性

公開 : 2026.01.21 17:05

3位 ルノー・マスター

カングーも素晴らしいバンだが、ルノー・マスターの出来が良く、特にEVバージョンは理想的な電動商用車の一例と言える。

ルノーは2012年から電動バンを販売してきたが、かつてのマスターZEは成功とは程遠かった。しかし、新型マスターEテックは大きく進化し、最大1万5000L(15立方メートル)の積載スペースをはじめ、数多くの長所を備えている。

3位 ルノー・マスター
3位 ルノー・マスター

ディーゼル仕様も用意されており、2.3Lエンジンを搭載する。また、英国市場専用のボディバリエーション(ルートン)なども展開している。

2位 フォード・トランジット・クーリエ

2位にランクインしたが、トランジット・クーリエは欧州で最も優れたバンと言えるだろう。

フォードのラインナップの中で見過ごされがちな逸品であり、EVでも内燃機関でもおすすめできる。フォルクスワーゲン・キャディをベースとした、ワンクラス上のトランジット・コネクトもいいが、さまざまな点でトランジット・クーリエが上回る。

2位 フォード・トランジット・クーリエ
2位 フォード・トランジット・クーリエ

小型クロスオーバーのプーマをベースとしつつ、標準モデルで615kg、高積載モデルなら最大845kgを運べる。さらに約3000Lの荷室スペースを確保している。

1位 フォード・トランジット・カスタム

トップに立つのはこのモデル以外に考えにくい。トランジット・カスタムが英国で圧倒的な販売台数を誇るのには確かな理由がある。

多くの乗用車よりもトリムグレードが多様で、競合する中型バンよりも豊富なサイズを展開し、そしてディーゼルに加えハイブリッドやEVパワートレインの選択肢がある。

1位 フォード・トランジット・カスタム
1位 フォード・トランジット・カスタム

「でも、エンジンはウェットベルトじゃないか!」と抗議の声も聞こえてきそうだ。確かに、湿式タイプのタイミングベルトという厄介な特徴を持つディーゼルエンジンを搭載しているが、それでも購入を検討する価値はある。なぜなら見た目の良さ、抜群のドライバビリティ、そして非常に数多くのオプションやアイテムを手に入れられるからだ。

定期的なメンテナンスなど多少の注意は必要だが、トランジット・カスタムは依然として欧州ナンバーワンの商用バンである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョージ・バロウ

    George Barrow

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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