マニアックな「バン」の世界へようこそ 欧州の優れた商用車ベスト10! UK編集部も驚く豊かな個性

公開 : 2026.01.21 17:05

7位 オペル/ヴォグゾール・ヴィヴァーロ

同じくステランティスの多種展開モデルだ。ここではヴィヴァーロを挙げるが、同社は中型バンとしてシトロエン・ディスパッチ、フィアット・スクード、プジョー・エキスパート、トヨタ・プロエースとしても販売している。

ヴォグゾールのバッジをつけたヴィヴァーロは英国製だ。120年の歴史を誇るルートン工場で生産されてきたが、同工場は昨年閉鎖され、設備はエルズミアポート工場に移された。

7位 オペル/ヴォグゾール・ヴィヴァーロ
7位 オペル/ヴォグゾール・ヴィヴァーロ

ヴィヴァーロにはショートホイールベースとロングホイールベースの2種類があり、積載容量は最大6000L、積載量は1.4トンに達する。

コロナ禍以降、欧州の商用バンの価格は軒並み上昇しているが、ヴィヴァーロはコストパフォーマンスに優れている。

6位 ルノーカングー

ルノーは最近、ルノー5のような小型EVで注目を集めているが、カングーのような優れたバンも生み出している。

現行モデルではディーゼル、ガソリン、EVの選択肢があるため、どんなパワートレインを求めている人にも受け入れられるだろう。しかし、先代モデルと比べて最も大きな違いを生んでいるのは、全体的なサイズだ。

6位 ルノー・カングー
6位 ルノー・カングー

先代より大幅にワイドになり、車内の快適性が向上した。後部スペースも最大4200Lの積載容量と最大1トンの積載能力を備え、作業効率が改善されている。

5位 メルセデス・ベンツ・スプリンター

スプリンターがトップ10入りするのは当然だ。欧州や英国では定番の大型バンで、もはや欠かせない存在である。

フォード・トランジットと同様、スプリンターにも通常のパネルバン、シャシーキャブ、ミニバスなど、数百パターンの構成がある。

5位 メルセデス・ベンツ・スプリンター
5位 メルセデス・ベンツ・スプリンター

パネルバンの積載量は1トン超から1.5トン近くまであり、4種類のサイズから選べる。積載容量は1万L(10立方メートル)から1万7000L(17立方メートル)までと幅広い。

信頼性の高さはもちろん、メルセデス・ベンツのディーラー網の強さもあって、非常に人気がある。また、英国では手放すときの価格が下がりにくい点も利点となっている。

4位 フォルクスワーゲン・クラフター

フォルクスワーゲン・クラフターは発売から年数が経っているにもかかわらず、大型バンとして非常に優れている。しかし、メルセデス・ベンツの幹部は、このランキングでクラフターがスプリンターをわずかに上回っていることに少し不満を抱くかもしれない。

メルセデス・ベンツはかつてフォルクスワーゲンと提携し、クラフターを生産していた。しかし、10億ユーロ以上の投資の後にフォルクスワーゲンが自社工場を建設し、この提携関係を解消してしまったのだ。

4位 フォルクスワーゲン・クラフター
4位 フォルクスワーゲン・クラフター

その出来事からほぼ10年が経った今、クラフターは同クラスのベンチマークとなっている。最大1万8400L(18.4立方メートル)の荷室容量に加え、3.5トンバンで1.5トンの積載量を実現している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョージ・バロウ

    George Barrow

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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