マツダR100(1) ロータリーエンジンを我が物に 土台はファミリア 1200 世界へ証明した実用性
公開 : 2026.02.07 17:45
世界的に実用性を証明した10A型
ファミリア・ロータリークーペでも、サルーンのファミリア・ロータリーSSでも、14インチと当時ではひと回り大きいホイールを履き、ディスクブレーキが標準。燃費は6.4-8.1km/Lがうたわれたが、59Lの大容量ガソリンタンクで航続距離を伸ばした。
エンジンは、100psを発揮した10A型の2ローター。NSU社がRo80用ユニットを1か月で750基製造していた頃、マツダの工場では毎月4000基が組み上げられていた。

サイドプレートやローター、サイド・インレットポートは、鋳鉄製を採用。2本のスパークプラグで、優れた出力と燃費を引き出した。点火を制御するディストリビューターが2基載り、プラグ2本のタイミングは僅かにずらされていた。
潤滑性と耐摩耗性を高めた、カーボン製アペックスシールも特徴。日立製のキャブレター制御と連動し、6800rpmでブザーがなるレブリミットも実装された。滑らかに回るロータリーエンジンが、実用的な技術であることを世界的に証明したといえる。
耐久レースで実力を発揮したR100
ボディは小柄なファストバック、ファミリアと共通。スチール製モノコックの4シーターで、サスペンションは前がマクファーソンストラット、リアはリーフスプリングのリジットアクスルという従来的なものだった。
トランスミッションは、4速マニュアル。コスモスポーツより車重は軽く、2速で96km/hに到達し、4速でフラットアウトすれば170km/h以上へ届いた。160km/hでの回転数は5250rpmで、かなりのハイギア。その時の燃費は、5.0km/Lだったという。

R100は、耐久レースで実力を発揮した。1969年の鈴鹿で開かれた、全日本グランカップで優勝。ベルギーのスパ24時間レースでは5位と6位に入賞し、ニュルブルクリンクのマラソン・ド・ラ・ルートでも5位を掴んでいる。
この続きは、マツダR100(2)にて。




























































































































































