このクルマは外せない! 各自動車メーカーの歴代最高モデル(前編) UK編集部が捻出 アルファ・ロメオからランドローバーまで

公開 : 2026.02.06 07:05

ジャガー

XJ

美しいEタイプ、レースで伝説を残したDタイプ、1つの時代を定義したXJ220、先進的な試みだったIペイス。数ある選択肢の中から1台だけを選ぶのは簡単ではない。しかし、「ジャガーは多くのことを成し遂げ、数多くのクルマを生み出してきたが、1つのモデルで定義できる自動車メーカーは稀だ。XJこそがジャガーである」とマット・プライヤー編集委員は結論付けた。

イリヤ・バプラート記者も同意したが、より具体的にこう述べた。「初代XJ6はあまりにも美しすぎて、ジャガーはその後継車開発に苦労した。当時のスポーツセダンより安価で、乗り心地とハンドリングも上回るラグジュアリーリムジンだった」

ジャガーXJ
ジャガーXJ

ランボルギーニ

ガヤルド

「耳が痛くなるほどの静寂」、「制御された混乱」、「公然の秘密」……これらはすべて矛盾した表現の好例だ。もう1つ例を挙げよう。「ベイビー・ランボ」だ。これは歴史的にランボルギーニのラインナップにおけるローエンドモデルを指す言葉として使われてきたが、2003年にガヤルドが登場した時点で意味をなさなくなった。豪快なV10エンジン、宇宙船のようなスタイリング、500ps以上の出力、そしてマラネロに警鐘を鳴らすようなスペックを備えていたからだ。

「見た目は最高ではないが、わたしにとってこれが究極のランボルギーニだ」とウィル・リメル記者は語り、特に初期のマニュアル車を絶賛した。

ランボルギーニ・ガヤルド(LP560-4)
ランボルギーニ・ガヤルド(LP560-4)

マレー・スカリオン記者がガヤルドを選んだ理由は、ランボルギーニを「恒常的な資金難からスーパーカー界の重鎮へ変えた」点と、「痛いくらいに美しく、ゲート式マニュアルを備えていた」からだという。アウディA4のスイッチ類は気にしないでおこう。

ランチア

ストラトス

リアエンドに積み込まれたフェラーリV6エンジン、息をのむようなシルエットに隠されたエンジニアリング、WRCを3連覇した事実……それらは一旦脇に置いておいてほしい。ただ見るだけでいい。そう、この外観こそが今回ストラトスを選んだ主な理由だ。

「厳しい冬の夜、グラベルをストラトスが走り抜ける姿と音を、わたしは決して忘れないだろう。まさに、このために設計されたクルマだ」とカメラマンのジャック・ハリソンは語った。

ランチア・ストラトス(プロトタイプ)
ランチア・ストラトス(プロトタイプ)

また、チャーリー・マーティン記者にとってストラトスは「ホモロゲーション・スペシャルの意味を完全に再定義した」クルマであり、単なるモータースポーツの域をはるかに超えた偉業であるという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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